Independent Music Coalition Japanが新体制を発表し、音楽業界の未来を見据える

IMCJが新たな理事会を発表し、音楽業界の未来を見据えた体制を整備

一般社団法人Independent Music Coalition Japan（IMCJ）は、2023年6月25日に開催された定時社員総会において新しい理事会を発表しました。この新体制は、音楽業界の実態に即した多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成され、より効果的なガバナンスを目指しています。

新役員の顔ぶれが明らかに

新理事長には株式会社KSRの山下雄史氏が就任し、副理事長には株式会社ユーズミュージックの熊部太郎氏が選ばれました。また、財務担当の常務理事には株式会社アーティマージュの浅川真次氏が任命され、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社の伊藤博之氏が常務理事として参加します。新たに理事に加わった石田美佐緒氏（株式会社スペースシャワーネットワーク）、小川真奈美氏（株式会社STARBASE）、森中崇之氏（株式会社Styrism）の3人の顔ぶれも注目されています。

監事体制の強化と財務運営の透明性

新たに近藤正司氏（株式会社スペースシャワーネットワーク）が監事として加入し、IMCJの監査体制が強化されました。これにより、財務運営における透明性が高まり、業界内の信頼性がさらに向上することが期待されています。

理事長の山下氏は、「多角的な視点を取り入れたガバナンス体制を構築し、持続可能な音楽産業の発展に寄与したい」と語っています。また、会長の大石征裕氏は、IMCJの認知度が向上し、会員企業の参画が進んでいると報告しました。

業界の国際化とデジタル環境への対応

IMCJの主な目標の一つは、インディペンデント音楽事業者の国際的な展開を促進することです。2022年からは、APAC地域へのアプローチを強化し、様々な交流やセミナーを通じて活動を広げています。また、WIN（Worldwide Independent Network）という国際機関の一員として、グローバルな連携やリソースの共有を進めています。

現在、IMCJは49社の正会員、7社のディストリビューター会員、および7社の賛助会員から成る組織へと成長し、インディペンデントミュージック市場の持続的な成長を目指しています。

未来への期待とサポートの呼びかけ

新体制の発表に際し、IMCJでは業界内外からの温かい支援を求めています。「私たちは音楽の未来を共に作る存在です」と山下氏は語り、業界全体の協力を促進する意向を示しています。今後もIMCJは、国際的なネットワークを活用した活動を通じて、音楽業界の持続的な成長に向けた取り組みを続けていくでしょう。

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