ボカロの未来を照らす新たなステージ「VocaNova」が始動

株式会社ドワンゴは、YouTubeおよび日本テレビと連携し、ボカロ界の新たな才能を発信する特別企画「VocaNova Presented by The VOCALOID Collection」を発表しました。この計画は、2025年8月29日から31日まで開催される「YouTube Music Weekend」において実施され、その中で注目のアーティストや楽曲を世界に届けることを目的としています。

ボカロの次世代アーティストを紹介する「VocaNova」

「VocaNova」は、ボカロ音楽の新しい才能を発信することをテーマにしており、歴代のボカロ楽曲の中でも特に人気の高いものをDJプレイを通じて紹介します。プログラムの初日には、ボカロP・吉田夜世が、ボカコレのトップ100楽曲をつなぐDJプレイを披露します。

今回の「YouTube Music Weekend」は10回目を迎え、ボカロ文化の発信拠点であるニコニコと、大規模に楽曲を配信してきたYouTube、日本テレビの三者が協力して実現する一大イベントです。このイベントは、ボカロ音楽が根付いた文化であり、多くのクリエイターが育ってきたニコニコの力を借りつつ、国内外の視聴者にアプローチすることを狙っています。

スペシャルステージでの特別演出

「VocaNova」は、最新鋭の映像演出設備を用い、虎ノ門ヒルズの「TOKYO NODE HALL」で特別収録されます。ボリュメトリックビデオ技術を活用することで、リアルとデジタルが融合した新しい演出が実現され、多様な視点から楽しむことができます。また、YouTubeの配信ページでは、視聴者がコメントするとその内容がリアルタイムで映像上にオーバーレイ表示されるという特別仕様も用意されています。

このように、音楽とテクノロジーが融合した前代未聞の体験を提供することが「VocaNova」の魅力のひとつです。

進化するボカロ音楽文化

「VocaNova」の発表に際し、DJとして参加する吉田夜世は、「歴史的なコラボレーション企画に参加できて光栄です。音楽と共に新しいテクノロジーの体験を楽しんでもらえることを願っています。」とコメントしています。このイベントは、ボカロ音楽の進化を促進し、新しい才能を発見するためのフレームワークとなるでしょう。