高嶺のなでしこ、3周年を祝う幕張メッセ公演の全貌

高嶺のなでしこ、3周年記念ワンマンライブを幕張メッセで開催

2024年9月7日に千葉・幕張メッセ幕張イベントホールで、アイドルグループ・高嶺のなでしこが「3rd ANNIVERSARY CONCERT」を行いました。この公演は、結成から3年を迎える彼女たちにとって最大規模のワンマンライブであり、多くのファンが集まった特別な瞬間でした。およそ5000人を動員した今回のライブは、ニコニコ生放送でも配信され、国内外のファンが熱い期待を寄せました。

開演早々、松本ももなと東山恵里沙による影ナレが、ファンの興奮を高める中、特異なロックトラックが流れるオープニングが始まりました。メンバーは自転車に乗って客席を通りながら登場。まさにライブのスタートからファンを魅了する演出が続きます。ステージに向かう彼女たちの姿は、スタンドからアリーナまで全てのファンを熱狂させました。

続いて、「初恋のこたえ。」を制服風の衣装で披露し、昔を思い起こさせるような懐かしさと特別感が観客を包みます。この曲は彼女たちの登校シーンを感じさせ、ファンにとって非常に感慨深いパフォーマンスとなりました。さらに、昨年のメジャーデビュー曲「恋を知った世界」や「病名恋ワズライ」など、学園生活をテーマにした楽曲の数々が続き、メンバーのコールに対するファンの反応も熱気を増していきました。

その後も続いたキュートな楽曲のパフォーマンスは、周囲のかけ声や笑顔で満ち溢れる瞬間を演出。「メランコリックハニー」ではセンターステージでのパフォーマンスを行い、観客との距離を縮め、視線を合わせるキュートな瞬間が続きました。特に松本のソロパートでの「私とKissしてくれますか？」には歓声が沸き起こり、場内の一体感がさらに増しました。

メンバーが一旦退場し、都会的なトラックが流れる中、ピンクの衣装に身を包んだ9人が再び登場。「僕は君になれない」をパフォーマンス。アイドルの力で人を応援するというコンセプトを込めたこの楽曲は、メンバーたちの凛とした強さを見事に表現しました。衣装に施された細かなアクセサリーにも個性が光り、ファンの視線を惹きつけました。「女の子は強い」では松本のソロパートでの「ももな」コールは、観客からの盛大な反響を呼び起こし、感情が高まりました。

ライブ後半に差し掛かると、「革命の女王」や「決戦スピリット」といったソウルフルな楽曲が続き、照明が赤く染まる中で更なるヒートアップが図られました。特に「決戦スピリット」では、拳を突き上げるメンバーの姿に観客も応じ、場内の空気は一体感を持った熱気で満たされました。また、「ファンサ」ではコール＆レスポンスを楽しむ瞬間も生まれ、最後の「美しく生きろ」ではメンバーとファンの固い絆を象徴するかのように声援が増し、ライブ本編は感動的に終了しました。

アンコールでは新衣装が初披露され、新曲「花は誓いを忘れない」が登場しました。さらに、来年からのアジアライブツアーの開催がサプライズ発表されると、ファンからは歓喜の声が上がりました。今後の活動への期待がさらに膨らむ中、「初恋のひと。」が披露され、この日の訪れが示すような印象的なクライマックスを迎えました。

約2時間に及んだこのライブで、メンバーは「もっともっと誇り高いグループを目指していきます」と強い意志を伝え、ファンと再会の約束をしつつその幕を閉じました。高嶺のなでしこの実力と魅力がふんだんに伝わる記念すべき一日で、これからの4年目に期待感がみなぎる公演となりました。