アートでひきこもり理解
2025-08-01 13:48:25

宮本亞門が語る、ひきこもり当事者の思いを映すアートの祭典がオンラインでスタート

宮本亞門が触れる、ひきこもりの声



今年8月1日、オンラインで開催される「バーチャル!「‟HIKIKOMORI” ANYONE?他人事じゃないかも展」が注目を集めています。このイベントは、厚生労働省の「ひきこもりVOICE STATION 2025」の一環として実施され、ひきこもり当事者や経験者の声をアートで表現した作品が展示されるものです。

実際の展示は、全国に推定146万人のひきこもり当事者がいるという現状を反映しており、クリエイターがデザインした多様なジャンルのアートをバーチャルに見ることができます。演出家の宮本亞門さんや音楽クリエイターのヒャダインさんなどが関わり、当事者の体験や思いを大切にした作品を提供しているのが特徴です。

バーチャル空間での作品展示


バーチャル展の一部には、2025年に渋谷で開催された実際の展覧会からの出展作が含まれています。宮本亞門さんはクリエイティブプロデューサーとして参加し、彼自身のアバター「サイバーAMON」が来場者に訴えかけます。「ひきこもりの声に触れ、誤解や偏見をなくしてほしい」とのメッセージは、このイベントの重要なテーマとなっています。

展示作品には、さまざまなクリエイターと当事者とのコラボレーションによる、音楽映像や漫画、俳句フォト、現代アートなどが盛り込まれています。ヒャダインのボカロ音楽作品や、ひうらさとるの漫画作品「とまった青春」も見どころです。また、俳人の夏井いつきさんと写真家の百々新さんによる「ひきこもごも俳句フォト」も展示され、視覚と聴覚で楽しめる体験が提供されています。

新しいコンテンツの公開も


さらに、展覧会では今後新コンテンツも随時追加される予定です。宮本亞門さんがファシリテートする「人生ドラマグラフワークショップ」に関するドキュメンタリー作品も公開され、ひきこもり経験者とその家族のストーリーをプロの俳優が演じるショートムービーも制作される予定です。これらの作品は、社会における理解促進を目的とし、ひきこもりの実態を身近に感じることができる内容となっています。

各地でのキャラバンも予定


また、このイベントに合わせて、全国各地で「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」も開催されます。神奈川県横浜市や高知県秋田市、新潟県、奈良県、大分県などで開催予定があり、講演やワークショップを通じて、地域の理解を深めることを目指しています。各キャラバンイベントでは、当事者とその家族の経験をシェアし、参加者が意見を交わせる場が設けられます。

この取り組みを通じて、ひきこもりに関する誤解や偏見を減らし、より多様な社会を築くための第一歩が踏み出されています。若者や家族、地域住民が共に考えることのできる貴重な機会です。ぜひ参加して、自らの目で多様性を体験してみてはいかがでしょうか。

詳細情報


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