SO-SOが奏でる将棋とバレーの新感覚音楽体験

SO-SOの新たな音楽探求

5月8日、ヒューマンビートボクサーのSO-SOが日本たばこ産業株式会社（JT）による音楽プロジェクト「JT Rhythm Loop」の第二弾楽曲を発表しました。本プロジェクトでは、音楽を通じてJTグループの事業を新しい視点から伝えることを目指し、今回は将棋の駒と男女バレーボールチームの音をテーマにした楽曲が公開されました。

将棋の音が生み出すビート

SO-SOが着手した楽曲は、JTが協賛する「将棋日本シリーズ」で生まれる将棋の駒の音をフィーチャーしたユニークなもの。将棋の独特な音をレコーディングし、それにバレーボールのラリー音を組み合わせることで、リズムにパワーと独自性を加えていきます。音楽に込められた新たな視点は、日常生活の中にはまだまだ知られていない音の宝庫が存在することを示しています。

音の工夫とアプローチ

SO-SOは、自身の口や鼻を使って生み出したビートに、サンプリング音を巧みに振り分け、楽曲全体に広がりを持たせました。バレーボールの応援メガホンを叩く音をメロディとして使用するなど、彼の独自のスタイルが随所に感じられる仕上がりとなりました。また、イヤフォンで聴くことで、将棋の駒の音が左右から聞こえ、次第に音楽が展開する体験が楽しめます。

特に印象的なのは、楽曲の前半での将棋の駒音を基にしたリズムメイクと、後半のSO-SOらしいダイナミックなビートボックスが融合した部分です。聴く人を引き込むこの構成は、最後まで飽きさせない魅力があります。

ミュージックビデオの魅力

今回のMVは、音楽と映像とのシンクロを得意とする新進気鋭の監督、菱川太壱が手掛けています。サンプリングした音をベースに、音楽のスタイルと映像の美しさが見事に融合した作品として制作されました。ミュージックビデオには、SO-SOが「将棋日本シリーズ」を訪れる様子や、スタジオでのビート構築プロセスを収めた特別映像も同時公開される予定です。これにより製作の裏側を覗き見ることができ、音楽への理解も深まる内容となっています。

音の旅を続けるJT Rhythm Loop

「JT Rhythm Loop」は、見逃せないプロジェクトであり、日常から発掘される音の魅力に注目しています。シリーズの第3弾も控えており、さらなるアーティストとのコラボレーションが期待されます。新しい音楽体験を探求する中で、日常の中に潜む音を再認識し、JTグループの多様な事業も知ってもらえるきっかけになればと考えられています。

SO-SOのコメント

SO-SOは、「未知の音で楽曲を創ることが新鮮だった」と述べ、本企画で自身のスタイルを再発見したことを語っています。これからの彼の音楽活動と、多様な音のコラボレーションがさらに楽しみです。

音楽ファンのみならず、フィールドレコーディングやサウンドデザインに興味を持つクリエイターたちにとっても、見逃せない内容となっています。毎回異なるアプローチで制作されるJT Rhythm Loopは、音楽の魅力を新たな形で表現していくことでしょう。音楽のジャンルを越え、さまざまな響きを届けてくれるSO-SOの新しい挑戦に期待が寄せられています。