ヒビノが導入した4Kスイッチャー「Q8」が映像演出に革命をもたらす
ヒビノ株式会社が国内で初めて導入したPIXELHUEの最新4Kプレゼンテーションスイッチャー「Q8」は、映像制作の現場に大きなインパクトを与える存在です。この新機器は、複数の高解像度映像信号をリアルタイムで低遅延かつ正確に処理できる性能を備え、特にスタジアムやドームで行われる大規模なコンサートやイベントにおける映像演出において、数々の新たな可能性を開きます。
「Q8」の導入背景とその目的
ヒビノビジュアル Div.は、ドームやアリーナにおける大型コンサートをはじめとしたさまざまなイベントで映像システムの企画からレンタル、オペレーションまでを一貫して提供しています。近年、コンサートやイベントの映像演出は多様化が進み、特にステージに設置されるLEDディスプレイの大型化が顕著です。これに応じて、ヒビノはPIXELHUEのフラッグシップモデル「Q8」を導入し、映像システムのさらなる拡充を目指しています。
「Q8」の技術的特性
「Q8」は、最大48系統の4K同時入力、16系統の4K同時出力に対応しており、膨大な映像データを1フレームの低遅延でリアルタイムに処理可能です。これにより、複雑な映像演出でもスムーズな再現が可能となります。また、最大32枚の4Kミキシングレイヤーに対応しており、さまざまなレイアウトにも柔軟に対応できます。このような特徴は、コンサートやイベントの演出に新たな次元を与えます。
導入に至る実績
ヒビノは、「Q8」の導入に際し、スタンダードモデル「P20」を先行して導入し、その性能や操作性を実際の現場で確認しました。「P20」で得られたデータやフィードバックをもとに、「Q8」の導入検証を行い、実際のスタジアムクラスの現場運用を通じてその性能と信頼性を評価ました。さらに、PIXELHUEは中国のLEDプロセッサーメーカーNovaStar Tech Co., Ltd.のグループ企業であることから、安定した開発基盤がある点も採用の理由の一つです。
ヒビノのビジョンと「Q8」の意義
ヒビノビジュアルグループの取締役常務執行役員、芋川淳一氏は、「ヒビノグループは海外メーカーとの強固なパートナーシップを築き、洗練された業務用映像機器の輸入販売を行っています。コンサートやイベントの最前線で使用する機材を通じて得られる現場運用の知見をメーカーへフィードバックすることで、より高品質な商品とサービスを提供できるよう努めています。今回の業界に先駆けた「Q8」の導入により、映像演出の新たな可能性を広げていきたいと考えています」とコメントしています。
PIXELHUEの概要
PIXELHUEは2017年に設立された中国の映像処理機器メーカーであり、スイッチャーやスケーラーなど、多岐にわたる製品を展開しています。技術開発に注力し、従業員の約半数が研究開発に従事するなど、先進的な技術を追求しています。また、日本市場においても20名体制のサポートチームを設けており、きめ細やかな顧客サポートを提供することを目指しています。さらに、2025年度には東京にショールームを開設予定で、さらなるサービス拡充に向けて取り組んでいます。
「Q8」ワークショップの開催
先日、8月4日と5日にはHibino Immersive Entertainment Labにて「Q8」のワークショップが開催されました。このワークショップでは、パネルが湾曲する「ROE Visual Topaz-C1.9」を使用した大規模なLEDディスプレイシステムを設置し、「Q8」の仕様や導入実績を映像で紹介しました。
また、コンテンツの制作にはWIT COLLECTIVEとのパートナーシップが利用され、生成AIを駆使した映像も披露されました。これにより、新たなクリエイティブのシナジーが生まれることを目指しています。
お問い合わせ
リリースに関する詳細や製品に関するご質問は、ヒビノ株式会社までお問い合わせください。ヒビノビジュアルDiv.は、コンサートやイベント向けの映像サービスに特化したお問い合わせフォームも用意しています。また、PIXELHUE製品についてのご購入に関するお問合せは、株式会社テクノハウスのメディア&エンターテインメントチームまでお寄せください。