ガイドブックには、80年代UKインディ・シーンを記録した写真集『A Scene in Between』の著者サム・ニーへのインタビューが収録されており、インディ・ポップの歴史や文化背景を垣間見ることができる。また、00年代のシューゲイズを象徴するバンド、The Pains Of Being Pure At Heartのフロントマンによるデビューアルバムのセルフレビューも注目ポイントだ。
編著者・多屋澄礼の想い
本書の編著を手掛ける多屋澄礼は、歌詞対訳やライナーノーツ、さらにはディスクユニオンのプロジェクト「Girlside」のディレクションを務めている。彼女の著書には『INDIE POP LESSON』や翻訳監修をした作品もあり、彼女自身が感じたインディ・ポップの魅力が詰まっていることだろう。