夏フェス真っ只中!若者のライブ体験への考え
毎年夏になると、日本各地で開かれる「夏フェス」。有名アーティストが集結し、暑さを吹き飛ばすパフォーマンスで観客を魅了しています。しかし、昨今の猛暑は命に関わるほどの危険を伴っており、「フェス」や「ライブ」を生で体験することが難しいと感じる若者が増えているのかもしれません。そこで、現役高校生を対象にしたマーケティング情報サイト「放課後NEWS」が実施した意識調査の結果が注目を集めています。
調査結果の概略
2025年6月、全国の15歳から20歳の男女を対象に、「ライブは生で見たいか、それとも映像で見たいか?」というシンプルな質問を行いました。その結果、なんと15.4%の若者が「ライブは映像で見たい」と回答しました。彼らの主な意見は「暑いから」「熱中症になりたくないから」というものです。
「生で好きなアーティストのパフォーマンスを見たいけれど、自分の体調を崩すリスクは負いたくない」という若者の心理が浮き彫りになっています。一方で、「映像なら良いアングルで見られる」「生で遠い席で見るより近くで楽しめる」「映像なら何度も見返せる」という具体的なメリットも挙げられていました。生の臨場感を感じられる特別なシートを確保できれば別ですが、その確率は極めて低いため、最初から映像での体験を選ぶ若者が多いのも理解できます。
集団行動あるある
また、ライブやフェスに行く際の人混みに対するストレスも見逃せません。「人混みが苦手」「人に酔う」「退場時の混雑が嫌」という意見も多く寄せられました。特に大規模なフェスでは、観客が一斉に移動することで発生する混雑が、ライブ体験への障壁となっています。近年の規制退場の影響で、ライブ終了後に会場から出られなくなる時間が30分以上かかる場合もあり、これでは生での体験を楽しむ気持ちが萎えてしまうのも無理はありません。
生で聞く音の迫力
一方で、84.6%の若者は「生で見たい」と回答しました。彼らが挙げる理由としては「迫力が体感できる」「アーティストからの熱量を感じられる」「生歌を聞くことが最大の楽しみ」といった意見が多く見られました。「生の音の振動が伝わってくる」「家ではあの爆音を体験できない」と、ライブの音の質を重視する若者も多く、確かにデジタルでは得られない身体への影響を楽しむ姿もあるようです。
調査の詳細情報
今回の調査結果をさらに詳しく知りたい方は、ぜひ「放課後NEWS」を訪れてみてください。具体的な意見やデータが得られることでしょう。
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また、調査を実施した株式会社ワカモノリサーチは全国の学校とのネットワークを活かし、若者向けマーケティングに特化した企業として活動しています。興味のある企業はぜひ、こちらのリンクもチェックしてみてください。
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若者のライブ体験は、今後の音楽シーンにおいて注目すべきトピックとなることでしょう。毎年欠かせない夏フェスですが、参加する側の意識も年々変わってきています。私たちもこの流れを注視し、次世代の音楽体験を支えていく必要があります。