杏里の新たな名盤『ANRI the BEST blue』が迎えるシティポップの新時代
日本の音楽シーンを代表する女性シンガー、杏里が遂に待望の新しいベストアルバム『ANRI the BEST blue』を7月2日に発表します。彼女は1979年のデビュー以来、数々のヒット曲を量産し、特に80年代から90年代には「CAT’S EYE」「サマーキャンドル」等の楽曲で多くのファンを魅了してきました。
今回の新作『ANRI the BEST blue』は、過去の名盤『ANRI the BEST』の成功に続く形で登場します。2000年に発売された前作は、杏里のキャリアの集大成とも言える33曲を収録し、今も多くのリスナーに愛されています。しかし最近の音楽シーンでは新しい選曲へのニーズが高まり、その声に応える形で新しく制作されたのがこのアルバムです。
このアルバムでは、通常の人気曲に加えて、ファンの間で隠れた名曲とされるトラックもピックアップされています。特に注目すべきは、Spotifyでの再生回数が高い「悲しみがとまらない」「Remember Summer Days」「Last Summer Whisper」の3曲です。「悲しみがとまらない」は言うまでもなく80年代の名曲ですが、他の2曲はあまり知られていない楽曲でありながらも、近年のシティポップブームの影響を受けて、人気が急上昇中です。
この日本のシティポップは、70年代後半から80年代にかけて、AORやウエストコースト・サウンド等の影響を受けながら独自に進化しました。最近では北米や中米で人気が再燃し、音楽配信サービスSpotifyでも多くの再生数を記録しています。そのなかで、杏里の楽曲は特に注目を集めており、例えば「悲しみがとまらない」は一日に13万回以上再生されることもあります。
実は、前作『ANRI the BEST』には今回の再生回数上位の曲がほとんど収録されていなかったのです。このことを受け、最新作『ANRI the BEST blue』では、Spotify上の再生回数上位30曲のうち約66%が未収録だったことを踏まえ、ファンにお馴染みのシティポップの名曲と新たな隠れた名曲を集めました。ジャケットデザインも前回の赤いアロハに続き、青いアロハをテーマにしたデザインでリリースされるのが特徴です。
また、アルバム発売週には『ANRI LIVE 2025 TIMELY!!』という全国ツアーもスタートし、多くの観光客が杏里のパフォーマンスを楽しむために来日することが予想されています。今回のツアーは、各地で生のライブパフォーマンスを楽しむ絶好の機会です。
さらに、杏里のセルフカバーやカバー楽曲を含んだLIVEテイク作品『FUNTIME』もアナログ化されてリリース予定です。70年代や80年代の水晶のような音楽的美しさやエモーションが再び注目を集めており、シティポップが新たなスタートを切る瞬間に立ち会うチャンスを逃さないでください。
「夏女・杏里」の新たなステージの幕開けとなるこのアルバムとツアー。今年の夏は、杏里の音楽と共に心に残る特別な時間を過ごしましょう。ファンにとって待望の新作。ぜひ手に取って、杏里の音楽に浸ってみてください。