HYBE、驚異の成長を見せる！第3四半期の売上が新記録に達成

HYBEが2025年第3四半期の決算を発表し、連結基準売上が7262億ウォンを超える新記録を樹立しました。これは前年同期比37.8%の増加で、特にワールドツアーの成功が大きな要因となっています。今年の第3四半期までの累計売上は約1兆9300億ウォンに達し、2兆ウォンに迫る勢いです。

【驚異のワールドツアー効果】
HYBEに所属するアーティストたちは、ワールドツアーによって多くのファンを惹きつけています。特に、BTSメンバーのJINのグローバルソロツアーや、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENの公演が観客を魅了し、公演部門の売上は前年同期比で3倍以上成長し、2450億ウォンに達しました。一方、音盤・音源部門はカムバックが少なかった影響で売上は1898億ウォンに減少しましたが、全体の成長を考えるとこの減少は相対的に小さなものと言えます。

【成長を続ける間接参加型売上】
また、MDおよびライセンシング、コンテンツ、ファンクラブからの間接参加型売上も好調で、2498億ウォンとなり、前年同期対比で22%増加しました。特に、MDおよびライセンシング部門は1683億ウォンで、前年同期比70%増という驚異的な成長を示しました。これらの増加は主にアーティストのツアーに伴う商品販売や応援グッズの需要によるものです。

【KATSEYEの快進撃】
HYBEの成長戦略「マルチホーム・マルチジャンル」は、世界での具体的な成績を残しています。最新のガールグループKATSEYEは、ビルボードの「Hot 100」チャートで楽曲「Gabriela」が37位に上昇し、自己最高順位を更新しました。また、Spotifyの月間リスナー数は3300万人を突破し、K-POPシステムを基にしたアーティストの中での最高の成績を記録しています。

KATSEYEの初のグローバルツアーは北米の13都市で予定されており、全公演が完売する人気を誇っています。さらに、来年春にオーディション番組『WORLD SCOUT THE FINAL PIECE』が放送予定で、その内容は世界中のファンの注目を集めることでしょう。

【Weverseが黒字転換】
HYBEのファンプラットフォーム「Weverse」も第3四半期において黒字転換を果たしました。デジタル特典を提供する「Digital Membership」により新たなビジネスモデルの成功が見られています。さらに、Weverseは中国最大の音源ストリーミングサービス「QQ Music」にプライベートチャットサービスを開設予定で、さらなる成長が見込まれています。

【次のステップに向けた投資】
ただ、HYBEは422億ウォンの営業損失を記録しましたが、これは北米市場向けの事業構造改編や新規アーティストに対する投資によるものであり、短期的な損失として位置づけられています。HYBEは将来的にBTSの活動再開やK-POPアーティストの成長を通じて、収益基盤の安定化を図る考えです。

CEOのイ・ジェサンは、K-POP部門は今後も利益率を維持すると予測し、収益構造の改善に向けた取り組みを着実に進める意向を示しています。HYBEはこれからもK-POPの最前線を走り続けるでしょう。