Gorillazが、2026年3月20日に新しいスタジオアルバム『The Mountain』をリリースすることを発表しました。このアルバムは、彼らの新たなレーベルKONGからの初リリースであり、ファン待望の一作となっています。アルバムには、先行トラック「The Happy Dictator」(feat. Sparks)が同時に配信されています。
『The Mountain』はGorillazにとって9作目のスタジオアルバムであり、全15曲から成り立っています。それぞれの楽器や音が織りなす広大な音の景観に、メロディーとキャッチーなビートが絡み合うこの作品は、Gorillazのコラボレーション精神を体現したものになっています。参加アーティストには、Ajay Prasanna、Anoushka Shankar、Asha Bhosle、Bizarrapなど実に多彩な面々が名を連ねており、このアルバムはジャンルを超えた音楽の冒険を示しています。
さらに、アルバムには既にこの世を去った友人やコラボレーターの声も収録されています。Bobby WomackやDave Jolicoeur、Tony Allenなど、音楽界において重要な位置を占めるアーティストたちが参加しており、彼らの影響力がどのように今のGorillazに反映されているのかも楽しみです。
この作品は、様々な言語をフィーチャーしていることも印象的で、アラビア語、英語、ヒンディー語、スペイン語、ヨルバ語の5つの言語が使用されています。ロンドンやデヴォンをはじめ、インドのムンバイやデリーなど、世界各地での録音が行われたことにより、Gorillazらしい多国籍な音楽性が感じられます。
アルバムのアートワークは、ビジュアルアーティストJamie Hewlettによるもので、独特のスタイルでGorillazの世界観を表現しています。手描きのイラストによって描かれたMurdoc、Noodle、Russel、2Dの姿は、アルバム制作のためにインドで過ごした彼らの様子を美しく表現しており、ファンにとっても見逃せないビジュアルとなっています。
Gorillazの音楽は常に新しい挑戦を続けてきましたが、今回の『The Mountain』も例外ではありません。このアルバムは、人生や存在することのスリルを探求するためのプレイリストであり、まさにパーティーのための音楽です。プロデュースはGorillaz自身の他に、James FordやSamuel Egglenton、Remi Kabaka Jr.らが携わっており、そのクオリティと音楽性に期待がかかります。
また、2026年春には「The Mountain Tour」がUKとアイルランドで開催されることも発表されており、一部の公演ではTruenoがサポートとして参加します。ツアーはマンチェスターから始まり、バーミンガム、グラスゴー、リヴァプールなどをめぐる予定で、特にロンドンではSparksとTruenoを迎えての一夜限りの公演が予定されています。
現在、Gorillazのメンバーはインドに滞在中で、Murdocはニューヨークから持ち込んだ偽造パスポートを使い、神秘的な音楽作りに没頭しています。ドラマーのRussel Hobbsも、「我々の存在は宇宙の塵として永遠に続く」と語り、アルバムが光に満ちた音楽的瞑想になっていることを強調しています。
今回のアルバムは、Gorillazのファンにとって待望の一作であり、その内容がどれだけ革新的であるかが期待されています。Kong Studiosの再生も、この新たな音楽体験をさらに刺激的なものにしています。詳細な情報は公式サイトやSNSで随時発表されていますので、ぜひチェックしてください。