新たな芸術の未来を拓く横浜の助成プログラム
アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)は、2026年度から2027年度にわたる「つながる創造:ACYアーティスト・フェローシップ助成」の採択者を発表しました。この助成プログラムは、アーティストのキャリア形成を支援するために2016年度から続いており、2023年度からは横浜での滞在および地域住民との交流を要件に加えました。
このほど、65名の応募者の中から加藤綾子さんとまちだリなさんの2名が選ばれました。彼らの活動は、それぞれ独自の視点や技術を駆使しており、地域文化の振興にも寄与します。助成期間は2年間にわたるもので、1年目は滞在・リサーチを行い、2年目に作品を発表するという構成です。
助成プログラムの内容
この助成は、アーティストが創作し、その作品を発表する機会を提供することでキャリアを育成することを目的としています。また、アーティストが横浜という地域で滞在することにより、市民がアートを通じて地域の魅力を再発見する機会が生まれます。
助成は、1年目に1,000,000円、2年目にも同額が支給され、計2,000,000円の助成が行われます。地域性や実現性、独自性が評価基準に設定されており、アーツコミッション・ヨコハマはその審査プロセスを透明性のあるものとしています。
採択者の紹介
加藤綾子さん
加藤さんは、ヴァイオリニストとして活動しており、クラシック音楽の身体的表現に重きを置いています。洗足学園音楽大学を首席で卒業後、ベルギーでの修士課程も首席で修了。数々の公演に出演し、令和7年度の舞台芸術専門家派遣事業に参加しております。
彼女の主な作品には『アイム・ミート!』や『あなたではない』があり、多角的なアプローチで観客との対話を重視しています。地域に根ざした活動を通じて、横浜のアートシーンに新たな視点をもたらすでしょう。
まちだリなさん
1997年に千葉県で生まれたまちださんは、東京を拠点として活動しているアーティストです。特に映像インスタレーションを中心に、独自の身体表現と環境との関係性をテーマにした作品を展開しています。彼女の活動は、環境や他者との関係性を反映させることに特化しており、20カ国以上で上映された実績があります。
彼女の展示には「 Goethe Institute vila Kamogawa 『ひとり ( ぼっち )』」や「六本木アートナイト2025 」などがあります。今後、地域の文化とどのように交わるのか、注目が集まります。
選考のプロセス
本助成の選考は、書類選考と面談を基にした総合評価で行われました。選考委員には、アートと建築を学ぶ教授や美術館の専門家などが名を連ねており、優れた独自性、地域性、実現性が厳しく評価されました。
このプログラムは、横浜の地域活性と芸術の発展に貢献することを目指しており、今後もこのような支援が続くことで、アートのもたらす新しい価値が創出されることに期待されます。これからも、アーツコミッション・ヨコハマの取り組みに目が離せません。