前川清の思い出
2025-01-04 11:23:13

前川清が振り返るクール・ファイブ時代の忘れられないハプニングとは

前川清が語るクール・ファイブの秘話



2024年1月6日、BS日テレの番組「歌謡プレミアム」に出演した前川清が、クール・ファイブ時代の貴重な出来事を語り、視聴者に感動を届けた。喜寿を迎える前川が、懐かしのヒット曲やハプニングを振り返る様子は、多くのファンの心を揺さぶった。

クール・ファイブの誕生とデビュー曲



前川清がボーカルとして参加したクール・ファイブは、元々長崎のキャバレーでジャズを演奏していたバンドからスタートした。前川が加入した際、グループ名は「内山田洋とクール・ファイブ」に変更された。デビュー曲「長崎は今日も雨だった」は早々に大ヒットを記録し、メンバーはテレビやステージに引っ張りだこだった。しかし、デビュー当初は前川が給料も一番低く、楽器の運搬や後片付けをしていたため、リードボーカルとしての自覚は薄かったと言う。

記憶に残るハプニング



番組では、「クール・ファイブの5大事件簿」と題して、デビュー当時の演奏中に起こったハプニングが披露された。その中でも特に印象深いのが、「床にへばりつきハプニング」。とあるステージで『長崎は今日も雨だった』のイントロが流れ始めた際、エレベーターマイクが上がってこず、メンバーは床にへばりついてコーラスを始めるという思いがけない展開に。マイクが上昇するにつれて、体勢を変える様子はまるでコントのようで、会場は笑いに包まれた。

貴重映像と振り返る自身の成長



番組では、懐かしい映像も交えながら、「東京砂漠」「さようならの彼方へ」「噂の女」などが放送された。過去の自分を観ていた前川は、「映像を観てすごく勉強になりました。今年の目標にしたいと思います」とコメント。自分の成長を実感し、今後の活動への意欲を見せた。

小林正樹さんとの思い出



さらに、2024年2月に81歳で亡くなったクール・ファイブのメンバー・小林正樹さんとの思い出も語られた。小林さんは前川をスカウトした人物であり、2023年には長崎県での55周年コンサートに病気を抱えながらも参加したことが、前川にとって特別な思い出となっている。番組ではかつて共演した際のトーク名場面も放送され、彼らの絆が窺えた。

今後の活動に向けて



最後に、前川は大ヒット曲「そして、神戸」を披露し、小林さんへの想いを込めた最新曲「風潮」も紹介した。また、バラエティー番組でのエピソードや、笑いの素質を見抜いた萩本欽一との交流も明かされ、前川の人柄も垣間見えた。こうした多彩な内容の中で、クール・ファイブというグループの特別な歴史や、前川清の歌手としての歩みが再確認された。


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