すとぷり Best Album Release Party 2025の感動ライブレポートと新展開

すとぷり Best Album Release Party 2025の感動ライブレポート

2025年1月11日から12日、さいたまスーパーアリーナで開催された「すとぷり Best Album Release Party 2025」は、満員の観客を前に過去の名曲と新たな挑戦が融合した感動的な公演となった。ライブは、すとぷりの初となるベストアルバム「Strawberry Prince Forever」のリリースを祝うもので、全三公演がすぐに売り切れとなるほどの人気を誇った。

幻想的なオープニング

会場の雰囲気は、スクリーンに映し出された森と、舞い踊る蝶々の映像によって幻想的に彩られた。スモークの中からメンバーのシルエットが浮かび上がり、全員が冬らしい素敵な王子衣装で登場。観客は一気に興奮に包まれ、盛大な拍手が巻き起こった。

オープニングを飾ったのは、すとぷり初のアニメ映画『遠井さん』の主題歌「誓いの花束を～With You～」で、メンバーは会場のリスナーと一体となり、初披露のダンスを交えて歌い上げた。

盛り上がる楽曲ラインナップ

続けて、すとぷりの公式アプリのテーマソング「ぴゅあぴゅあいちご」に続き、「スキスキ星人」「大好きになればいいんじゃない？」と、トロッコに乗ったメンバーが観客に距離を縮め楽しさを届けた。特に、莉犬の「みんな思いっきり声を出してね！」という呼びかけに観客が応える様子は印象的だった。

MCコーナーでは、メンバーからの気遣いがこもったファンへの挨拶や、会場を駆け巡るコール&レスポンスが行われ、会場全体がひとつの大きな家族のように盛り上がった。中でも「アニバーサリー」の披露は、ファンにとって感慨深い瞬間となった。

感情が重なるライブ演出

ライブ中には、季節の移り変わりや思い出のストーリーが音楽と共に映し出され、感情的な瞬間が生まれた。大きな時計とともに、白い衣装に身を包んだメンバーが登場し、続けて「3月のオレンジ」を披露。個々の歌声が重なるその瞬間は、まるで一つの物語が展開されるかのようだった。

中でも、るぅとの手のひらをかざす演出で始まった「Spreading Palettes」の歌唱は特別感に満ちていた。この瞬間、会場にいる全ての人が強い絆で繋がっていることを実感した。メンバー同士が思いを重ね合う姿に、多くのリスナーが涙ぐむ姿も見受けられた。

新たな挑戦の発表

ライブの後半では、メンバーそれぞれがこれまでの活動に感謝の意を語り、さまざまな挑戦を2026年の10周年に向けて発表した。具体的には、莉犬、るぅと、ころん、さとみのソロワンマンライブの開催が決定し、会場は歓声と驚きで包まれた。また、ショートアニメ「遠井さん」の映画化も発表され、笑顔でポップコーンをこぼす瞬間が想像されると、会場は再び大きな歓声に包まれた。

さらに、ベルーナドームでの追加公演が発表され、すとぷりの活動がますます拡大していくことが期待される。ファンにとってもライブやイベントがさらに楽しみになる瞬間だ。

最高潮のクライマックス

ライブは「青春チョコレート」や「Dreaming Parade」といった盛り上がる楽曲で大いに弾け、最後は「Strawberry Prince Forever」のオーケストラバージョンを披露し、観客に感謝の言葉を伝えた。特に、パレード衣装に変身したメンバーが再登場し、アンコールに応えた姿は、ファンに強い感動を与えた。

ダブルアンコールでは「マブシガリヤ」を披露し、ライブは最高の形でフィナーレを迎えた。この日のすとぷりは、2025年の新たなスタートを象徴する素晴らしい時間を応援してくれたファンに与えることができた。彼らにとって、この大きな挑戦がどのような結実を見せていくのか、今後ますます目が離せない。

[写真＝林晋介・原田圭介・小瀬広明]