オペラ界の巨星、レオ・ヌッチが最後の来日公演を開催
イタリアのオペラ界で半世紀以上にわたり耳目を集め続けてきたバリトン歌手、レオ・ヌッチが2025年11月9日に日本での最後の公演を行います。この公演は、彼が自身で企画監修を担当したもので、ヴェルディの名作《椿姫》と《リゴレット》を宮廷スタイルで演じます。クオリティの高いオペラ体験を提供するのがこの公演の目的です。
宮廷スタイルの魅力
1800年代のオペラは、特に小規模な劇場で演じられることが多く、楽器の編成も少数精鋭であったことが特徴です。レオ・ヌッチは、この伝統を再現し、聴衆にその美しさと迫力を再体験させようとしています。公演では、輸送される演奏者たちがミラノから来日し、観客を魅了します。この特別な機会を逃すわけにはいきません。
参加アーティスト
公演には、トップクラスのアーティストが参加します。特に注目なのは、レオ・ヌッチ自身の圧倒的な存在感です。1942年にイタリアのボローニャ近郊で生まれ、15歳から声楽を学び始めました。彼は、1965年にオペラデビューし、以降数十年にわたってヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニなどの巨匠の作品で魅了してきました。彼の《リゴレット》の公演回数はなんと1000回を超えており、絶対的な歌唱力は80歳を越えた今でも衰え知らずです。
テノールのイヴァン・マグリもまた、国際的に活躍する歌手です。彼はミラノのヴェルディ音楽院を卒業後、ウィーン国立歌劇場などでその名をとどろかせています。その力強さと流麗な歌声で、彼は多くのオペラファンを魅了してきました。さらに、ソプラノのエリーザ・マッフィも、優れた声の持ち主で、数々の音楽賞を受賞。ヌッチとも何度も共演した経験があります。
公演概要
『レオ・ヌッチ、最後の来日』は、11月9日(日)にサントリーホール大ホールで行われます。開場は12時45分、開演は13時30分です。チケットは、S席が28,000円からC席が14,000円まであり、全席指定となっています。また、公式サイトやチケット販売サイト「カンフェティ」から購入できます。
この公演はイタリア大使館の後援を受けており、オペラを愛する全ての人にとって見逃せないイベントです。ヌッチの最後の舞台を目にする貴重な機会をぜひお見逃しなく!
チケットの購入について
チケットは、カンフェティで好評発売中です。公演の歴史に残る瞬間を共にし、ヌッチの美しい歌声を直接体験して、その感動を味わいましょう。時を超えるオペラの世界に是非足を運んでください。