ハンガリー・パビリオンの魅力
2025-02-28 12:06:02

大阪万博2025:ハンガリー・パビリオンの魅力と創造的コンセプトに迫る

2025年に開催される大阪・関西万博は、世界各国の文化や技術を紹介する重要なイベントです。その中でも、特に注目されるのがハンガリー・パビリオンです。ハンガリーは中央ヨーロッパの重要な経済パートナーとして、日本との関係を深めるべく、万博での展示を通じて観光や文化を紹介します。

この万博では、約6ヶ月間に2,800万人の来場者が見込まれており、多くが急成長を続ける東アジア地域からの訪問者となることが確実視されています。ハンガリー・パビリオンでは、両国の文化的な類似点をテーマに、「音楽」を「文化をつなぐ普遍的な言語」として前面に押し出した設計が特徴です。これは建築デザインや体験空間、芸術的パフォーマンス、提供する食事、スタッフユニフォームなど、さまざまな要素に反映されています。

ハンガリーの国家経済大臣、ナジ・マールトン氏は、「万博は文化・観光・経済の重要なイベントであり、参加は経済に大きな利益をもたらす」と述べています。特に、東アジア地区の成長する観光市場に焦点を当てており、2023年と比較しても、日本からは44%の増加、中国からは倍増、韓国からは8%の増加が見込まれています。

万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、ハンガリーはこれに賛同しつつ、独自の視点から文化的共通点を強調しています。ハンガリー・パビリオンのクリエイティブディレクター、ドロズニク・ダーヴィド氏は、世代を超えた価値の保存がグローバルな課題の解決に貢献すると語り、文化的遺産や自然との共生の重要性を強調します。

館内では、両国の民族音楽に共通する「五音音階」に基づく旋律が際立っており、音楽を通じて訪問者に没入体験を提供します。パビリオンのエントランスをくぐると、草原を思わせる緑に包まれた空間が広がり、互いの文化の共通点を反映した美しい景観が出迎えます。

建築デザインを手がけたのは、数々の賞を受賞した建築家ゾボキ・ガーボル氏で、日本とハンガリーの伝統建築の共通点を捉え、自然素材を生かした建築文化も重視しています。また、中心部に位置する「響きのドーム」は、来場者がハンガリー民謡を学び、体感することができるシアタースペースとして機能します。

さらに、ハンガリー・パビリオンの食文化においても、その独自の視点が反映されています。中心に位置する「ミシュカ キッチン&バー」では、伝統的なハンガリー料理をビストロスタイルで提供し、地元の最高級ワインを楽しむこともできます。特に「フルッチ」は、ワインとソーダを組み合わせたオリジナルメニューで、多くの人々に愛されるでしょう。

また、パンパンのデザイナー、ボーディシュ・ボグラールカ氏によるユニフォームも注目です。持続可能性を重視したこのユニフォームは、ハンガリーと日本の文化を融合し、機能性と美しさがバランス良くデザインされています。

ハンガリー・パビリオンは、文化と経済の架け橋としての役割を果たすと同時に、国際的なブランド認知度向上にも寄与していると期待されています。大阪万博におけるこのパビリオンの成功は、ハンガリーの観光業を活性化し、文化的価値の広がりに寄与することでしょう。今後の展開に大いに期待できるイベントです。


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