YouTubeとBandsintownが新たなパートナーシップを締結
音楽とライブイベントの世界に革新をもたらす新たなニュースが飛び込んできました。大手ライブイベント発見プラットフォームである
Bandsintownが、
YouTubeおよび
YouTube Musicとの間で独占的なコンサート情報提供のパートナーシップを結び、これまでにない形で音楽ファンにアクセスできる機会を創出します。
ユーザーに新たな情報提供手段を
この提携により、世界中のYouTubeユーザーは、月間数十億人に達する視聴者の中で、アーティストの動画やショート動画を視聴している際に、そのアーティストのコンサート情報を簡単に見つけることが可能になります。今後はYouTubeのホームページ上でもこの情報が表示されるようになるため、さらに多くのファンがライブ音楽を発見しやすくなります。特に近隣で行われるコンサートや今後の公演予定の通知機能も追加され、ファンはいつでも最新のライブ情報を手に入れることができるでしょう。
YouTube Musicとの統合も
さらに、今年の後半からはYouTube Musicとの統合も進められ、YouTube Musicのホーム画面やアーティストページにライブ情報が表示される予定です。これにより、コンサート情報はさらに多くの場所で触れられることになり、ファンが自分の好きなアーティストのライブに簡単にアクセスできるようになります。加えて、BandsintownのユーザーはYouTube Premiumの2か月間無料トライアルも受けることができ、広告のない環境で音楽を楽しむことが可能です。
アーティストにも大きな恩恵
この提携は、アーティストにとっても大きなメリットがあります。Bandsintownでツアー情報を公開しているアーティストにとって、これが自動的にYouTube上に表示されることにより、より多くのファンにアプローチできるのです。また、アーティストの活動を広く知ってもらえることで、チケット販売の促進にもつながります。さらに、Bandsintown Proを利用している会場やフェスティバルも、自身のイベント情報をYouTube上で自動的に表示させることができ、宣伝活動が一層効率的になります。
アーティストの収益支援への取組み
Bandsintownの共同創設者である
Fabrice Sergent氏は、「現在、ミュージシャンが収益を上げることが難しい中、YouTubeとのパートナーシップはアーティストに平等な機会を与えるものです。様々な規模・ジャンルのアーティストがデジタルの世界で認知され、チケットを販売できるよう支援していきます」と語っています。この言葉からも、今回の提携が音楽業界に与える影響の大きさが伺えます。
フィーチャーアーティスト「サブリナ・カーペンター」
現在、ツアーの真っ最中であり、米シカゴで行われる大規模音楽フェスティバル「ロラパルーザ」のヘッドライナーとしても名を馳せる人気ポップアーティストの
サブリナ・カーペンターが、今回のコラボレーションの初めてのフィーチャーアーティストとして登場します。サブリナは自身のウェブサイトでBandsintownを活用してツアー日程を表示しており、これにより登録者数1,200万人を超えるYouTubeチャンネルと、フォロワー100万人以上のBandsintownで、より多くのファンに公演情報を届けることが可能になります。
グローバルなライブ音楽データの提供元として
Bandsintownは、GoogleやSpotify、Apple、Shazamなど、数々の著名な企業と連携し、ライブ音楽データを提供してきました。これにより、音楽ファンが数十億に達し、70万人以上の登録アーティストから集めたデータを基に、230万件以上のイベント情報を毎年発表しています。音楽ファンは、これまで以上に多くのライブイベントを手に入れることができ、アーティストにとっても新たな機会を得ることができるのです。今回のYouTubeとの提携は、そのグローバルな配信ネットワークのさらなる拡大へとつながるものです。
終わりに
このようにYouTubeとBandsintownがともに手を組むことで、音楽ファンやアーティストにとって新たな時代が幕を開けました。今後、どのようにこのプロジェクトが発展し、音楽シーンに影響を与えるのか、その動きから目が離せません。