新たな音楽体験
2025-07-30 11:36:47

音楽とテクノロジーが融合!次世代のXR拡張コンサートが始動

XR拡張コンサート「拡張音楽堂™」の実証プロジェクト始動



2025年8月22日、岐阜県岐阜市のサラマンカホールで、音楽と最先端技術が融合するXR拡張コンサート「拡張音楽堂™」が実現に向けた実証実験が行われます。このプロジェクトは、TIS株式会社、TOPPAN株式会社、アーリーミュージックエンタープライズ株式会社が共同で進めるもので、次世代通信技術とXR(拡張現実)を駆使した新たな音楽体験を追求します。

新体験の実現



「拡張音楽堂™」では、鑑賞者が「Apple Vision Pro」を装着することで、ステージ上の演奏に合わせた多様な映像やCGコンテンツが視界の中に展開され、まるで自分が演奏の一部となっているかのような没入感を味わうことができます。このシステムは、会場の設計や設備による制約を越え、演出の幅を広げることを目的としています。

特に、今回の実証実験では、クラシック音楽の一環として「源氏物語」をテーマにしたコンサートが予定されています。演奏に対するリアルタイムな映像表示が実現されることで、視覚と聴覚のシンクロが強化され、参加者は新しい音楽の魅力に触れることができる形です。

準備が進む実証実験



このプロジェクトは、東京都が推進する「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」の一環として行われ、各社の役割分担が明確にされています。TISが全体の運営を行い、TOPPANは技術提供とともに「Apple Vision Pro」用アプリの開発を手掛け、アーリーミュージックエンタープライズが音楽イベントの企画を担います。

実証実験は、具体的な通信環境の最適化や、映像と音楽の同期精度など、多角的な視点で評価されます。これにより、参加者の満足度や運営の効率性、さらにはアーティストがどのように新しい演出を活用できるかも大きなポイントとなります。

音楽と技術の新しい関係



この新たなコンサート体験は、参加者に音楽の新しい楽しみ方を提供するだけでなく、アーティストにとっても表現の幅を広げる手助けとなるでしょう。また、主催者にとっては新しい演出価値を提供する可能性も秘めています。

今後の展望



三社は、実証実験の結果を踏まえ、さらに技術改善を進めていく意向で、最終的には2027年に「拡張音楽堂™」の正式な提供を目指しています。このプロジェクトは、10月には大阪・関西万博でのロケテストも予定されており、実際の反応を間近で確認した上での改善が行われる予定です。

今後、この新しい取り組みがどのように進化していくのか、音楽ファンは期待を寄せています。音楽と先端技術の融合がもたらす新たな世界観に、ぜひご注目ください。


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