AIとブロックチェーンで音楽制作の未来を変えるDAIMの登場

新たな音楽制作プラットフォーム「DAIM」公式発表

最近、音楽の未来を変える新しいプラットフォーム「DAIM（Decentralized AI Music）」が発表されました。このプロジェクトは、ブロックチェーン技術を用いた分散型音楽プラットフォームDMC（Decentralized Music Chain）を開発しているDMC LAB PTE.LTD.と、リアルとバーチャルが融合した新しいクラブミュージック文化を創出するDiscoverFeed株式会社によるもので、AIを活用してアーティストのクリエイティブ活動を全面的にサポートすることを目的としています。

DAIMとは？

DAIMは、楽曲制作を超え、アーティストのコンセプト開発、作詞、作曲、歌入れ、さらにはミュージックビデオの制作まで、すべてのプロセスをAIと人間の協力によって行うことができる総合的な音楽制作プラットフォームです。また、生成したコンテンツはブロックチェーン技術により管理され、ファンへの発表や販売も行うことが可能です。これにより、アーティストとファンが直接的に繋がり、音楽制作の体験を共にする新たな環境が整います。

DAIMの第一弾コンテンツ

DAIMによる最初のコンテンツとして、コスプレイヤーでありDJ、グラビア活動も行う「ぽにょ皇子」と、DAIM内でAIツールを操作するオペレーター集団「DAIM DRIVER」のShiro-anが手を組み、楽曲『A.I（Android Imagination）』がリリースされます。ぽにょ皇子は35万人以上のフォロワーを抱え、その多彩なパフォーマンスでフロアを熱くするアーティストです。

制作コンセプトとプロセス

楽曲『A.I』は、ぽにょ皇子の“変幻自在性”や“闘う女性像”をAIがアンドロイドとして捉え、ぽにょ皇子がアンドロイドになって世界を救うという壮大なテーマに基づいています。また、彼女の一枚の写真からAIが楽曲のテーマに合った世界観を生成し、そのストーリーをもとにした動画が制作されました。この動画はこちらから視聴可能です。

DAIMの将来的な計画

DAIMは今後もさまざまな展開を計画しています。2025年10月には、DAIM DRIVERの拡大を進める予定で、世界のトップDJが参加することが期待されています。また、メジャーアーティストから地下アイドルに至るまで、多様なアーティストに楽曲を提供する計画も進行中です。さらに、10月22日からオランダ・アムステルダムで開催される世界最大の音楽祭「ADE（Amsterdam Dance Event）」においてDAIMプロジェクトを発表します。

11月からは、より多くのアーティストがDAIM DRIVERとして活躍できるよう、eラーニングも開始。DAIM DRIVERと共同制作を行うシンガーや動画クリエイター、インフルエンサーが参加できるコミュニティ「D-Factory（DAO）」も新たに設立予定です。12月にはDAIMが一般に公開され、誰でも自由に利用できる環境が整う見込みです。