ファッション界の雄、メゾン マルジェラが2026年春夏コレクションを祝して新たなショートフィルム「Joy」を発表しました。このフィルムの魅力は、著名な作曲家でピアニストであるマックス・リヒターが手掛けたオリジナル楽曲にあり、彼が率いるオルケストル・ア・レコールの43名の若き音楽家たちも出演しています。リヒターが奏でるチェンバロの音色と共に、彼らが生み出す音楽が映画全体を彩ります。
「Joy」というタイトルは、リヒターが今回のキャンペーンのために書き下ろした楽曲に由来し、その公開は2023年3月12日です。この日から、コレクション商品はメゾン マルジェラのストアや公式オンラインストアで購入可能となります。
「Joy」は、2026年春夏「Co-Ed」コレクションの一部としてのテーマ「混沌としたオペラの夜」にインスパイアされています。フィルム内では、ランウェイに出演した音楽家たちがその姿を見せて、コレクションの核心を体現しています。
フィルムのストーリーは、意外性と遊び心で溢れています。初めは誰もいないコンサートホールのように見えた空間は、物語が進むにつれて遊び場に変わり、クライミング遊具や滑り台が設置され、演奏者たちの楽しげな様子が映し出されます。彼らはこの演奏に向けて、3ヶ月にわたりリハーサルを行い、リヒターと共に特別な音楽体験を築き上げてきました。リヒターは、「音楽を共に演奏することで、私たちは特別な形で理解し合い、共通のビジョンを表現しています。」と語り、その成果を誇りに思っています。
ショートフィルムおよびキャンペーンビジュアルは、パリのThéâtre de la Villetteで撮影されています。リヒターが身にまとっているのは、2026年春夏の「Co-Ed」コレクションのルックであり、若い音楽家たちは、メゾン特有の技法「ビアンケット」を施したオーバーサイズスーツを着用しています。
さらに、コレクションを象徴するアクセサリーとして「ヒールレス」シューズと「ボックスバッグ」が披露されており、特に「ヒールレス」はヒールを隠した斬新なデザインが特徴です。このシリーズはウエスタンブーツ、ショートブーツ、パンプスの3スタイルで展開されます。新作の「ボックスバッグ」は、サーモフォーミング技術を用い、ソフトレザーで作られるエッジが目を引きます。
また、リヒターとオーケストラメンバーが選曲したSpotifyプレイリストも公開され、音楽を通じてさらに深い体験ができるようになっています。このプレイリストはメゾン マルジェラの公式Spotifyアカウントで視聴可能です。
マックス・リヒターは、アカデミー賞ノミネートの実績を持つ作曲家で、現代クラシック音楽の新たな地平を切り拓いてきた人物です。彼の作品は、深いヒューマニズムと感情の明瞭さを基にしています。一方、オルケストル・ア・レコールは、フランスの非営利団体で、オーケストラ演奏を通じて音楽へのアクセスを広げ、教育の場での社会的包摂を目指しています。
メゾン マルジェラは1988年に設立され、クリエイティブ・ディレクターのグレン・マーティンスが未来へ向けた新たな視点を提供しています。彼の手による新しいコレクションは、革新性と独自のスタイルで成り立っており、世界中のファッション愛好者から高い評価を受けています。
このように、メゾン マルジェラが生み出す新しいアートとファッションのコラボレーションは、今後も大いに注目されるでしょう。ショートフィルム「Joy」を通じて、彼らの作品への新たな魅力を体験することができます。