河合楽器の新たな挑戦
株式会社河合楽器製作所は、2026 NAMM Showにおいて、海外市場向けの新しいアップライトピアノ「マスターシリーズ」を発表しました。この新シリーズは、フラッグシップモデルとして位置づけられ、モデルは『MS-134』『MS-130』『MS-123』の3種類が揃います。販売はヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを中心に行われ、日本での販売に関しては現時点で未定です。
マスターシリーズの理念
「マスターシリーズ」は、現地のユーザーニーズや市場の特性を十分に考慮した上で開発された製品で、河合楽器が培ってきた職人技術と革新的なデザインが見事に融合しています。ピアノ制作の情熱、豊かな知識、そして細部へのこだわりが一音一音に反映され、結果として時代を超えた優雅さを持つアップライトピアノが誕生しました。
特に、海外市場におけるアップライトピアノの需要が高まる中で、このマスターシリーズは高品質・高性能な製品としての期待を寄せられています。これにより、河合楽器はブランド価値の向上と海外事業の成長を加速させたいと考えています。
製品の特長
クラフトマンシップによる洗練された音色
『MS-134』は、その音の深みを増すために緻密に設計されたボディを採用。強化された支柱とフレーム構造を持ち、響板のバランスが改善されています。また、Shigeru Kawaiグランドピアノと同じ手巻きの弦を使用しており、音の安定性を高めるために細かいパーツが配置されています。この結果、力強く温かみのある調和のとれた音色が生まれます。
さらに、マフラー機構とソステヌートペダルの両方が搭載されており、多様な演奏スタイルに対応できるよう設計されています。これは、演奏家にとって嬉しい機能となるでしょう。
指先に優しい新技術
「ウルトラ・レスポンシブ・アクションⅡ」は、河合楽器の新しいピアノアクション技術です。炭素繊維を含むABS樹脂を使用することで、強度や耐久性を保ちながらも、軽量であるため連打性が格段に向上しています。これにより、演奏者はより豊かな表現力を引き出すことが可能になります。
デザインと機能の融合
マスターシリーズのデザインは、優雅な丸みを帯びたキャビネットとグランドピアノを思わせる美しい屋根が特徴です。このスタイルは、リビングルームなどで自然に調和し、特別感を演出します。さらに、内部のディテールにも妥協はなく、バーズアイメープルの内装仕上げや精緻なキャスター、ペダル、ボルトなど、すべてが職人技によるものです。これにより、ピアノは単なる楽器を超え、空間の重要な一部として存在感を放ちます。
生産と価格
このマスターシリーズは、月に約30台の生産を予定しており、参考価格は€17,500からとなりますが、国や地域により価格は異なる場合があります。
まとめ
河合楽器が新たに展開した「マスターシリーズ」は、ただの楽器ではなく、演奏体験をも高めるものとして、今後の海外市場での存在感を確固たるものとするでしょう。グローバルな音楽シーンにおいて、さらなる成長を続ける河合楽器に目が離せません。詳しい情報は、
こちらのサイトでもご覧いただけます。