オペラ『万葉集』
2025-10-28 12:56:42

PASONAオペラ『万葉集』の上演と社会貢献活動について

株式会社パソナグループが創業50周年を迎え、特別なオペラ「万葉集」を11月8日にサントリーホールで上演します。この公演では、著名な作曲家の千住明氏がプロデュースを手がけ、俳人の黛まどか氏の台本に基づいた演奏会形式での上演を予定しています。

「万葉集」は、日本最古の歌集を題材にし、千数百年前の時を超えた愛の物語を描いています。オペラは「明日香風編」と「二上山挽歌編」の二部構成で行われ、それぞれが情熱や悲劇の中に秘めた人々の心情を表現します。

第一部の「明日香風編」では、額田王を中心とした飛鳥時代の恋を描き、古代の愛の純粋さや切なさが歌い上げられます。そして第二部の「二上山挽歌編」では、悲劇的な運命を背負った大津皇子と大伯皇女の物語が展開、深い哀しみを伴った鎮魂の詩が感情を揺さぶります。

この公演には、実力派ソリストが集結し、原田慶太楼氏の指揮のもと、東京交響楽団のオーケストラと共演します。ソプラノ・小林沙羅、メゾソプラノ・谷口睦美、テノール・鈴木准、バリトン・与那城敬など、素晴らしいアーティストが一堂に会し、聴衆に夢のような音楽の世界を提供します。

そして、特に注目すべきは、パソナグループが社会貢献の一環として、ひとり親家庭の親子を15組、30名様をこのオペラに招待する「社会貢献シート」を設けている点です。ひとり親家庭の子供たちに文化や芸術の素晴らしさを直接体験してもらうことで、心の豊かさや将来への希望を育むことを目的としています。このプログラムは、ひとり親家庭の体験格差改善を目指す取り組みの一つとして位置づけられており、オンライン遠足やスポーツ教室なども通じて、より多くの文化的な体験を提供しています。

公演に参加希望の方は、ひとり親家庭支援団体への所属を条件とし、抽選での応募を受け付けています。応募は公式サイトから可能で、締切は2025年10月31日です。当選者には公演日の5日前までに通知がある予定です。

パソナグループは、2005年から社会貢献室を設け、CSR活動を実施しており、これまでに約670件の地域貢献プログラムを展開してきました。「万葉集」の上演は、特に音楽体験の機会が限られる家庭に文化体験を提供しようとする思いが込められた特別なイベントです。この公演に足を運ぶことで、皆様には心豊かな時間を過ごすと共に、日本の伝統に触れる貴重な機会となることでしょう。音楽の美しさと深さを共に感じながら、特別なひとときをお楽しみいただけることを心より願っています。


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