新たな弦楽五重奏
2025-05-23 10:34:49

コントラバスが彩る新たな弦楽五重奏の魅力『五絃の追憶』開催迫る

新たな音の探求:『五絃の追憶』



2025年7月8日(火)、東京・杉並の杉並公会堂小ホールにて、弦楽五重奏の革新を体現するコンサート『五絃の追憶 — 日本の弦楽五重奏』が開催されます。この公演では、現代日本の作曲家たちによる貴重な作品が演奏され、特にコントラバスを含む五重奏編成に焦点を当てています。

現代音楽としての弦楽五重奏の可能性


伝統的なクラシック音楽において、コントラバスを含む弦楽五重奏の作品はあまり注目を浴びてこなかったのが実情です。しかし、日本の著名な作曲家たちは、この編成に新たな可能性を見出し、斬新な音楽表現を模索しています。本コンサートでは、彼らの作品を通して現代音楽の魅力を探求します。

代表作と注目作品


この公演では、2023年に逝去された下山一二三の代表作「エキソルシズム」も取り上げられます。この作品は、彼の弦楽器作曲技法が確立される過程を示す重要な作品で、聴衆に深い感動を与えることでしょう。また、2024年に急逝した安達元彦の「コンチェルタント」は、彼がフォークソングや民謡へ活動の場を移す過渡期に作曲された作品で、彼の音楽的変遷を感じさせてくれます。

さらには、中川俊郎によるチャイコフスキーへのオマージュ「チャイコフスキヤーナ」の再演もあり、意欲的な新作を発表し続ける佐原詩音や、第32回芥川也寸志サントリー作曲賞を受賞した波立裕矢の委嘱作品も披露される予定です。

卓越した演奏陣


演奏を担当するのは、クラシック及び現代音楽に精通した実力派の5人の音楽家たちです。彼らの技術と表現力により、弦楽五重奏の新たな美しさが引き出されることでしょう。

開催概要


  • - 公演タイトル: 五絃の追憶 — 日本の弦楽五重奏
  • - 開催日: 2025年7月8日(火)
  • - 会場: 杉並公会堂 小ホール(東京都・杉並区上荻1-23-15)

出演者


  • - ヴァイオリン: 花田和加子、松岡麻衣子
  • - ヴィオラ: 甲斐史子
  • - チェロ: 下島万乃
  • - コントラバス: 近藤聖也

スケジュール


  • - 18:30 開場
  • - 19:00 開演

チケット情報


  • - 一般席: 3000円
  • - 学生席: 1000円
(全席自由・税込)
チケットはカンフェティにて販売中です。詳細や購入の流れについては、公式サイトをチェックしてください。

日本の現代音楽が形づくる弦楽五重奏の響きを、ぜひ会場で体感してください。ご来場をお待ちしております。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 現代音楽 弦楽五重奏 コントラバス

トピックス(邦楽全般)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。