岸谷香の新たな挑戦
ミュージシャンの岸谷香が、特定非営利活動法人ジャパンハートのアドバイザリーボードに新たに加わることが発表された。ジャパンハートは、日本発の国際医療NGOであり、医療が行き届かない地域に医療サービスを提供することをミッションとしている。新たな病院「アジア小児医療センター」の開院を控え、岸谷香が持つ大切な経験と想いが、この活動にどのような力を与えるか期待が高まっている。
アドバイザリーボードのメンバー
岸谷香の加入により、アドバイザリーボードは樹林伸(作家)、小松成美(作家)、本田圭佑(挑戦者)、松浦美穂(TWIGGY.主宰)、望月理恵(フリーアナウンサー)、山田進太郎(メルカリCEO)、吉田正樹(ワタナベエンターテインメント会長)の8名となる。これらのメンバーは、ジャパンハートが実施するイベントに参加し、広報活動を通じて、同団体の使命に貢献していく。
岸谷香は、自身の経験がこの団体とどのように結びついているかを語る。彼女は、長男が幼少期に若年性リウマチという難病を患い、その闘病生活を支えた経験がある。この経験から、岸谷は病気と闘う子どもたちや、何もできずにいる母親たちの力になる決意を新たにしている。
岸谷香のメッセージ
「息子が小さかった頃、難病を患い、地獄のような闘病生活を余儀なくされました。幸い、ある一つのお薬に救われ、その通院生活は5年程で終わることができました。最後の診察の日、見慣れた会計のフロアを眺めながら、いつか必ず、病気と闘う息子のような小さな子どもと、何もしてあげられずに信じることしかできない無力さに苦しむ母親の力になろうと決意しました」と岸谷香は心の内を明かす。
このメッセージには、彼女がいかに深い思いを持ってこの活動に関わることになったかが伝わってくる。ジャパンハートの創設者であり最高顧問の𠮷岡秀人氏との出会いも、彼女にとって運命的なものであったと振り返っている。
今後の展望
今後、岸谷香はジャパンハートとさらに連携を深め、病気に立ち向かう子どもたちやその家族へのさまざまな支援を展開していく考えだ。病気の苦しみを知る彼女だからこそできる、心のこもった支援が期待されている。
子どもたちの未来を守り、母親たちの希望を支えるため、岸谷香の新たな挑戦が始まる。彼女の活動が、どれほど多くの人々の力となるのか、目が離せない。
岸谷香の参加によって、ジャパンハートはさらなる活動促進を図る。また、来年にはクラウドファンディングを通じたさらなる支援も予定しており、幅広い層での協力が求められている。