ロイヤル・バレエ『シンデレラ』の魅力
2月13日から始まるロイヤル・バレエ『シンデレラ』の映画館再上映が、多くの話題を呼んでいます。特に、今回の公演でシンデレラ役を演じるのは日本人プリマ、金子扶生です。本作は、ロイヤル・オペラ・ハウスで演じられる世界最高峰のバレエを映画館で堪能できる『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ』の一環で、2025年から2026年にかけて全9演目が上映される予定です。
この『シンデレラ』は、名振付家フレデリック・アシュトンの手によって創作された作品で、舞踊評論家の森菜穂美氏はその独特な魅力を解説しています。「箒をシンデレラのパートナーとして見立てたデュエットや、男性ダンサーの女装によるコミカルな義理の姉役、さらには四季の精霊たちのソロや群舞が特長です」と彼女が語る通り、様々な計算された演出が詰まっています。
2022年には本作の初演75周年を祝し、舞台装置や衣裳が一新されました。舞台装置は『となりのトトロ』の舞台版を手がけたトム・パイが担当し、華やかなガーデンパーティをイメージした舞踏会場が印象的です。また、衣裳はアカデミー賞受賞デザイナー、アレクサンドラ・バーンによるもので、洗練されたエレガントなデザインが魅力を倍増させています。
シンデレラ役の金子扶生は、業界でも高く評価されているプリマ・バレリーナとして、彼女自身も注目されています。「難しいステップを軽やに演じ、運命を切り開くヒロインの姿を力強く表現しています」と森氏は金子を褒め称えます。また、金子のパートナーで王子役を務めるウィリアム・ブレイスウェルも、ファンからの期待が高まっています。この二人のパ・ド・ドゥは、甘美でロマンティックな瞬間が演出されており、特に観客の心を捉える要素となっています。
強烈な印象を残す義理の姉役は、ロイヤル・バレエを代表するベネット・ガートサイドと、端正なダンサーとして名高いジェームズ・ヘイが担っています。森氏は「最近の彼らの活動が目覚ましく、とても目が離せない」と語ります。
さらに、この回の上映ではナビゲーターとしてギャリー・エイヴィスが登場します。彼は昨年ロイヤル・バレエから引退しましたが、演技力と人柄が多くのファンから愛されていました。この機会に彼の姿を映画館で見ることができるのは、ファンにとって特別な体験です。
ロイヤル・バレエ『シンデレラ』は、バレエの持つ優雅さと楽しさが詰まった作品で、全国の映画館で2025年12月19日から2026年7月9日までの間に一週間の限定上映されます。この冬、ぜひお近くの映画館でその魅力を体感してください!
詳細は公式サイトで確認できます:
公式サイト
公式X
配給は東宝東和です。