2025年大阪万博における音楽イベントの新たな試み
2025年6月30日、大阪・関西万博のEXPOアリーナ(Matsuri)にて、特別な音楽イベント「Symbiosis Symphony(シンビオシス・シンフォニー)」が開催されます。このイベントはポーランドパビリオンが企画するEU議長国記念コンサートで、音楽制作会社Syn株式会社が参加することが決定しました。SynのCEOであり作曲家のニック・ウッドが、ヨーロッパを代表するアーティストとして新たに書き下ろしたオリジナル楽曲が披露されます。
このイベントのテーマは「世界の音を奏でるために」。文化外交の一環として、ポーランドの若手アーティストL.U.C.(ウカシュ・ロストコフスキ)によって、共生や多様性を表現する独自の音楽の旅が展開されます。観客は事前予約なしで参加可能ですが、入場には万博の入場券が必要です。この特別公演の目的は、さまざまな国と文化の融合を音楽を通じて体感することにあります。
音楽と映像の新たな体験
本公演は「視る音楽」をテーマに、フルオーケストラとDJ、エレクトロ、フォーク音楽を組み合わせた演出が行われます。また、AIによる視覚演出も取り入れられ、来場者は音楽だけでなく映像の中で音楽を“視る”体験をすることができます。
ニック・ウッドは、ヨーロッパの歴史的テーマに基づくシンフォニーの一楽章を担当し、多様性や共生のメッセージを音楽で伝えます。現在から未来へとつながる、さまざまな“音”が交響し、融合する様子は、まさに国際的な文化交流を反映しています。さらに、当日はアカデミー賞を受賞した映像制作会社Breakthru Filmsが手がけた特別映像も上映される予定です。
共演するアーティストたち
この公演には、ヨーロッパを中心に活動する約10名のアーティストが参加し、それぞれが独自の楽曲を提供します。特に、ポーランドの作曲家L.U.C.は「国境を超えた協力」をテーマにした作品を披露します。また、オーケストラ演奏には、アマービレフィルハーモニー管弦楽団が協力し、関西地域の音楽家たちが集結します。
このイベントは、音楽を通じて国々が共鳴する姿や、メロディとビートの交わりを表現し、国際的な文化の多様性を祝う場となることが期待されています。
Rebel Babel Orchestraの舞台
この公演は、国際的な音楽プロジェクトであるRebel Babel Orchestraが演出を担当します。彼らはこれまでに20ヶ国以上、12,000人以上のミュージシャンと共演しており、さまざまなジャンルや国の文化を融合した革新的なパフォーマンスを展開しています。
今回の「Symbiosis Symphony」は、異なる音楽スタイルを交錯させることで、聴衆に新たな音楽体験を提供し、共生の精神をさらに深める重要な試みとなっています。
公演詳細
本企画は、ポーランド政府公式の大阪・関西万博パートナープログラムの一環として開催されます。
- - 日時: 2025年6月30日(月)
- - 会場: 大阪・関西万博会場内EXPOアリーナ(Matsuri)
- - 料金: 無料(万博入場券が必要)
この機会に、音楽による国際的な交流を体験し、未来の遺産を共に享受しましょう。ぜひお楽しみに!