小倉唯が織りなす愛の研究、ライブツアー2025締めくくり公演レポート

小倉唯 LIVE TOUR 2025 神奈川公演レポート

2025年11月24日、パシフィコ横浜国立大ホールでは、小倉唯のライブツアー『Love♡Ratory』のフィナーレが開催されました。この公演は、10月19日にスタートしたツアーの締めくくりとして、多くのファンの心を一つにしました。

オープニングの映像が流れ、待ちに待った瞬間が訪れると、会場は歓声に包まれます。ピンクを基調とした可愛らしい衣装に身を包んだ小倉さんが登場すると、ファンのボルテージは最高潮に。彼女が最初に披露したアイドルナンバー「すうぃ～と♡ぱーてぃー」では、視覚的にも楽しめる映像演出で雰囲気が一気に盛り上がります。

続けて、「I・LOVE・YOU!!」や「トキメキWeekend!」といった楽曲が次々と披露され、観客からは熱い応援の声が巻き起こります。特に、4人のダンサーたちと共演する小倉のパフォーマンスは、より力強く感じられました。彼女はこのツアーのタイトル「Love♡Ratory」が、発売直後のミニアルバム『Labo-Ratory』にちなんだものであると紹介しました。ステージは研究所をテーマにし、多彩な色合いで飾られており、「実験的なライブになる」と期待感を寄せます。

ライブのセットリストは『Labo-Ratory』を中心に構成され、ダンスやロックの要素が織り交ぜられ、小倉の魅力を存分に引き出しました。「きょんきょん♡らぶぽーしょん」や「治癒治癒ちゅっ♡」では、MUSIC VIDEOでの衣装が再現され、観客を楽しませました。また、ステージでは早着替えも披露され、視覚で楽しむ要素が融合しています。

ダンスだけでなく、ライブ中に織り交ぜられる幕間映像でも“ゆい博士”として独自の実験が展開され、終始視線を惹きつけました。楽曲面や衣装、演出が絶妙に組み合わさり、展開のスピード感は目を見張るものがありました。

中でも、『Labo-Ratory』の新曲「True Path」は、これまでとは異なる“唯メタル”という新しいジャンルに挑戦しており、彼女自身も「ドキドキした」と率直に語りました。ライブ初披露の心境を明かしつつ、多くのファンが楽しんでくれていることにホッとした様子も印象的でした。さらに、「ドキドキラビリンス」や「Future Strike」もリアレンジされ、アレンジの新しさも光りました。

公演の中で披露された楽曲は全20曲に及び、メドレー形式で展開されるハイテンポなパフォーマンスは観客を魅了しました。ステージが終わると、アンコールの声が上がる中、小倉さんは再びステージに登場し、「Magic♡Happy」や「Fightin★Pose」を力強く演奏。告知タイムではミニアルバムの新情報や、ファンクラブ向けの夏のライブツアー開催を発表し、会場は盛大な拍手とともに嬉しさに包まれました。

感謝を込めて、涙を浮かべながら観客に向けた言葉を贈り、「pyu♥a purely」「秘密♡Melody」「Honey♥Come!」のメドレーを歌い上げ、フィナーレを迎えました。観客からの「もう一回！」の声に応え、スクリーンにはエンディング映像が流れ始めます。そして再び小倉さんが登場し、「winter tale」ならびに「治癒治癒ちゅっ♡」を披露し、約3時間の壮大なライブに終止符を打ちました。

この日、多くのファンとともに小倉唯の新たな魅力と可能性を感じる素晴らしい公演となりました。今後の活躍にもぜひ期待を寄せたいと思います。