IRIS Angel、インクルージョンアイドルの誕生
インクルージョンアイドルユニット「IRIS Angel」が、2025年4月に全国CDデビュー及び世界配信デビューを果たします。このユニットは、さまざまな違いを尊重し、誰もが輝ける社会を目指すインクルーシブなアイドルとして、多様性を体現しています。
デビューの背景
IRIS Angelは、株式会社グローバルゲイツが手がけるインクルーシブ・モデルエージェンシー「GMS」に所属するモデルたちによって構成されています。メンバーは、障がいを持つモデルの岩下絢音さん、酒井萌さん、清野優里さん、そしてミュージカル女優たちが参加しています。彼女たちは、「障がい者モデル」と「ミュージカル女優」のコラボレーションにより、新たな形のアイドルの幕を開けることを目指しています。
初のシングル『天使のお仕事』
デビュー曲のタイトルは『天使のお仕事』で、2025年4月23日のリリースが予定されています。この楽曲は、音楽専門学校の学生たちが参加したコンペで選ばれたもので、線維筋痛症を題材にした絵本が原案となっています。アーティストとしてのイメージを表現したジャケットも見どころです。CDの価格は1,100円(税込)で、「スタイリッシュハートエンターテイメント」が製作を手がけています。
「IRIS Angel」のメンバー
ユニットには、以下のメンバーが名を連ねており、それぞれが異なる背景を持っています。
- - 豊田卯咲(ミュージカル女優)
- - 清野優里(障がい者モデル・4pマイナス症候群)
- - 岩下絢音(障がい者モデル・知的障がい)
- - 酒井萌(障がい者モデル・ダウン症候群)
- - 土田若菜(ミュージカル女優)
彼女たちの魅力は、ただ見た目の美しさだけでなく、障がいを持つ者としての経験や強い意志によって育まれたこだわりにもあります。ユニットは、彼女たちの個性や能力を活かしたパフォーマンスを提供し、観客に感動を与えることを目指しています。
音楽活動と今後の展望
IRIS Angelは、音楽活動を通じて国や地域を問わず、さまざまな人々に感動を届けていく予定です。また、舞台出演やイベントなど多岐にわたる活動を行い、特にNHK紅白歌合戦への出場を目指す大きな夢を抱いています。そのための署名活動なども行い、移動障がい者への理解促進、インクルーシブな社会の実現に向けて努力を惜しまない姿勢が感じられます。
プロデューサー 吉野みずほさんの考え
「IRIS Angel」をプロデュースしている吉野みずほさんは、10歳で芸能界デビューし、在りし日のアイドル活動を経て、2014年にスタイリッシュハートエンターテイメントを設立しました。彼女は障害を持つ人たちへアートの力で自信を持たせることに情熱を注ぎ、IRIS Angelの立ち上げから今日に至るまで多くの試みを続けています。彼女の理念は、障害の有無に関わらず、誰もが輝くことのできる社会の構築です。
インクルーシブ・モデルエージェンシー「GMS」
株式会社グローバル・モデル・ソサイエティー(GMS)は、多様性を受け入れ、障がいの有無に関わらず、どんな人でもファッションやメディアの世界で活躍できる舞台を提供することを目的としています。また、Zebedeeとの提携により、グローバルな展望も視野に入れています。
まとめ
インクルーシブアイドルユニット「IRIS Angel」は、2025年のCDデビューを控え、人々に感動と希望を与える音楽の旅を続けていきます。多様性を尊重した彼女たちの物語は、これからどのように広がっていくのでしょうか。彼女たちの活動を通じて、新たなアイドルの姿を見届けたいと思います。