国内で唯一のアナログオーディオ専門誌『季刊・アナログ』の最新89号が2025年10月3日にリリースされました。アナログオーディオの深い楽しみを伝えるこの雑誌は、日本のアナログオーディオのブランドや製品に焦点を当てた特集が2つあります。また、アナログ音楽ファンに欠かせない情報が詰まっており、読者を魅了する内容になっています。
特集1: 日本のアナログは面白い 〜夢を形にした30ブランド
特集のメインは「日本のアナログは面白い」というテーマで、特に日本が誇るアナログオーディオの30ブランドに迫ります。世界のオーディオシーンで、日本のアナログ機器はそのクオリティから高く評価されています。この特集では、どのような情熱を持った人々が、どのようにブランドを育ててきたのかを紹介します。大手メーカーの真摯な姿勢と、個性的な製品を持つガレージブランドの独特の魅力、どちらも日本のアナログオーディオを語る上で欠かせない要素です。
掲載されるブランドのリストには、DS Audio、DENON、AUDIO NOTEなど、日本の名だたる企業が名を連ねており、それぞれの製品が持つ背景や製造者の思いを丁寧に解説しています。特に、個人工房ブランドからの挑戦と独創性は、読者に製品についての新たな視点を提供することでしょう。特集の最後には、四十七研究所の木村準二氏とフィデリックスの中川伸氏による対談があり、彼らの生み出した作品やモチベーションについての見解が語られます。
特集2: リーズナブルカートリッジ 一斉試聴
続いて取り上げるのは、「リーズナブルカートリッジの一斉試聴」。最近のオーディオ機器の価格上昇に伴い、消費者が求めるコストパフォーマンスの良い製品に焦点を当てています。この特集では、5万円以下のカートリッジを15モデル取り上げ、実際に試聴した結果を報告しています。価格を超えた感動を求めたこの試聴は、ユーザーが選択する際の大きな参考となることでしょう。
巻頭企画: レコード悦楽人登場!
本号では、人気コーナー「レコード悦楽人登場!」の特別バージョンに、日本を代表するオーディオ自体の愛好者である三上剛志さんが登場しました。前号に続き、彼が所有するオリジナルの音響機器から聴くことができる音の魅力を体験でき、最新のTOAアクティブスピーカーでの音源も披露されます。
特別企画: SPレコード愛好家訪問
LPレコード以前の時代に楽しんだSPレコードの魅力にも焦点を当て、コレクターである瀬谷徹氏の家を訪ね、アナログレコードカートリッジのメーカー・中電の新作SP専用針の活用方法についても深掘りしました。
本号の最後には、2025年秋に発売されたアナログ関連機器の中から、選りすぐりの製品を紹介するコーナーも設けられ、アナログファンにはたまらない情報を多数提供しています。
この『季刊・アナログ』89号は、アナログオーディオの世界をより深く知り、新たな発見を求めるすべての音楽好きの方に楽しんでもらえる内容となっています。雑誌は全国の書店やオンラインで購入可能で、アナログ音楽の新しい感動体験を届けてくれる一冊です。