スタインバーグの新しい楽譜作成ソフト『Dorico 6』
株式会社ヤマハミュージックジャパンが、スタインバーグ社の新ソフトウェア『Dorico Pro』および『Dorico Elements』の最新版、つまり『Dorico 6』のダウンロード販売を開始しました。この新バージョンは、効率的かつ直感的な楽譜作成を求める作曲家や編曲家に向けて設計されています。
直感的なインターフェースと効率的なワークフロー
『Dorico』は、シンプルで使いやすいユーザーインターフェースを備えており、楽譜作成において無駄を排除した設計が魅力です。ショートカットキーによる操作や個々の楽譜の「フロー」管理機能が備わっているため、複数の楽曲や楽章を効率よく扱えます。このような環境により、クリエイターは作曲や演奏により集中できるのです。
新機能紹介
自動チェック機能
新しい『Dorico 6』では、編集中に記譜内容をリアルタイムで自動チェックする機能が追加されました。リハーサルや録音時に問題が発生しそうな箇所がハイライトされるため、事前に対策を講じることができます。
カッタウェイ譜表の対応
現代の作曲家の要求に応え、カッタウェイ(非表示譜)の作成にも対応。作曲家がこだわるこれらの譜面も簡単に作成できるようになっています。
改良されたコード記号
複数行のコード表記に対応し、カスタマイズしたコード記号も直感的に設定できる機能が加わり、柔軟性が格段に向上しました。
ループ再生機能
任意の楽譜箇所をループ再生しながら編集作業が行える新機能も搭載。これにより、成果をすぐに確認しながら作業を進められます。
フレキシブルな画面表示
表示画面は、ウィンドウサイズに応じて最適な楽譜レイアウトを表示することが可能になっており、目の前の環境に合わせた作業が可能です。
ターゲットユーザーとライセンスの選択肢
『Dorico 6』は、アカデミック版やマルチライセンス版など、多様なライセンス形態が用意されており、学校や教育機関でも利用しやすいように配慮されています。これにより、学生や教育者に向けた優待価格も実現しています。特に、クロスグレード版では他社製品からのユーザーが簡単に移行できるようになっています。
動作環境
動作環境については、macOS 12 Montereyから最新のmacOS、さらにWindows 10及び11に対応しています。また、16GB以上のメモリを推奨しているため、快適に使用するためには一定のスペックが必要ですが、SSDの利用が推奨されており、ストレージに余裕があればスムーズな動作が期待できます。
まとめ
『Dorico 6』は、既存のバージョンに比べて機能が大幅に改善され、より早く正確に楽譜作成を可能にしています。音楽制作に関わるすべての人にとって、必携のツールといえるでしょう。詳しくは、
スタインバーグの公式サイトをチェックしてください。