稲積陽菜のリサイタル
2025-09-13 21:36:43

稲積陽菜、ヤマハのDiscやを使った新しい挑戦のリサイタル開催!

新たな音楽の試み、稲積陽菜のピアノリサイタル



若きピアニスト、稲積陽菜が音楽の新存在を示す特別なリサイタルを開催します。このイベントは、2026年4月から始まる慶應義塾大学大学院への進学を機に行われるもので、ヤマハの最先端技術を用いた新しい試みが盛り込まれています。

「演奏と感情の科学」


稲積は、大学院での研究を通じて「奏者の感情的関与が聴衆の感情喚起に及ぼす影響」を探ります。そのために、ヤマハのディスクラビアを利用し、演奏のデータを収集・分析する計画です。この機器は演奏者の指の動きやペダルの操作を記録する能力に優れており、まさに音楽と科学が交差する瞬間を実現します。このリサイタルは、名古屋、仙台、東京の三都市で行われ、特別に設置されたディスクラビアでの演奏が特長です。残念ながら、京都公演ではこの機器は稼働しませんが、他の会場での体験は大変貴重です。

科学的アプローチの新たなスタイル


今回のリサイタルでは、稲積が演奏する楽曲はバロックや古典派の名曲から、現代の比較的小さな作曲家たちの作品まで多彩に用意されています。前半ではバッハやモーツァルト、ベートーヴェンなどの名曲が演奏され、後半にはあまり知られていない作曲家の楽曲が披露されます。こうした選曲は、伝統を尊重しつつ新たな音楽の可能性を探ることをテーマにしています。

リサイタルプログラム


リサイタルのプログラムは、AとBの二つに分かれています。

プログラムA


  • - J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
  • - モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第18番 KV576
  • - ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
  • - 休憩
  • - ラヴェル:ボロディン風に,シャブリエ風に M.63
  • - アルベニス:《イベリア》第2巻より 第6曲「トュリアーナ」
  • - ボルトキエヴィチ:リリカ・ノーヴァ Op.59
  • - リャードフ:小さなワルツ Op.26
  • - スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調 「幻想ソナタ」

プログラムB


  • - J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
  • - ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101
  • - 休憩
  • - モンポウ:郊外
  • - アルベニス:《イベリア》第2巻より 第6曲「トュリアーナ」
  • - M.レヴィツキ:アラベスク・ヴァルサンテ Op.6
  • - リャードフ:小さなワルツ Op.26
  • - スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調 「幻想ソナタ」Op.19

音楽と研究、架け橋となる公演


稲積は幼少期からピアノを学び、多くの賞を受賞してきました。このリサイタルは、彼女が演奏家としての道と研究者としての道を結ぶ重要な舞台です。音楽に込められた感情が聴衆にどのように響くのか。また、それらが科学的に記録され、分析されることで、どのような新たな知見が得られるのか。その探求は、まさに新しい時代の音楽の在り方を象徴するものです。

公演は以下の日程で行われます。チケット情報もお忘れなく確認ください。
  • - 京都公演: 2025年11月28日(金) 18:15開場/19:00開演
  • - 名古屋公演: 2025年12月21日(日) 14:30開場/15:00開演
  • - 仙台公演: 2026年1月11日(日) 14:30開場/15:00開演
  • - 東京公演: 2026年1月25日(日) 18:15開場/19:00開演

このリサイタルを通じて、稲積陽菜の新たな挑戦と、音楽の深い探求の旅にぜひご参加ください。


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