3.11チャリティコンサート
2025-03-13 13:47:46

第12回目を迎えた3.11チャリティコンサートの全貌と意義

第12回目を迎えた3.11チャリティコンサートの全貌と意義



2025年3月11日、東京のサントリーホールにて「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサートが開催されました。このコンサートは、東日本大震災から14年目を迎え、毎年続けられているものです。発起人である三枝成彰をはじめ、湯川れい子、コシノジュンコ、林真理子の意志により始まり、「何かできることはないか」との気持ちからスタートしたこの取り組みは、アーティストたちの壮大な協力によって続いています。

無料の入場と寄付のシステム



入場が無料で、一人あたり1万円以上の寄付が求められるシステムになっており、アーティストやオーケストラメンバーは無報酬での参加です。また、会場のサントリーホールも無償で提供されています。集まった寄付金はすべて、公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(通称3.11塾)を通じて、震災によって影響を受けた遺児や孤児の支援に活用されています。

発起人たちの想い



開演前の囲み取材では、三枝成彰が「14年間無報酬で参加していただいた皆様に感謝しています。このコンサートを通じて、文部省の支援が及ばない塾や習い事の費用をサポートしており、これまで250名を支援してきました」と述べ、感謝の意を表しました。また、湯川れい子も芸術家たちの協力に感謝し、「全ジャンルの一流の方々にご協力いただき、今日まで続けられてきました」と語りました。

コシノジュンコは「震災を見たその日から何かをしなければと思って、共に集まりました。コンサートを通じて続いている寄付の活動は素晴らしい」と意気込みを見せ、林真理子も「今年も多くの素晴らしいアーティストが集まり、音楽を通して力を合わせてきました」と誇らしげに語りました。

多彩な出演者たち



このコンサートには、多くの著名なアーティストたちが参加しました。池畑慎之介(ピーター)は初めて参加し、デビュー曲を披露。神野美伽と小林幸子もそれぞれ魅力的な歌を歌い上げました。松本伊代も初参加で、オーケストラとの共演にわくわくしたと話し、観客との一体感が生まれました。

公演の内容



コンサートは、クラシックからポップス、歌謡曲まで幅広いジャンルの音楽を提供。この日も、開演時から樋口達哉の「オー・ソーレ・ミオ」や桜井万祐子の「ハバネラ」が観客の心をつかみました。特にアニメのテーマ曲を歌った森口博子と松本伊代の歌唱は、客席の記憶に強く残りました。

さらには、神楽坂女声合唱団や東京女声合唱団による合唱も美しいハーモニーがホールを満たしました。また、ヴァイオリニスト大谷康子もドラマティックな演奏で会場の空気を一新しました。合唱でも多くのアーティストが息の合ったパフォーマンスを披露し、聴衆は音楽の力を実感しました。

結果と未来への希望



約3時間に及んだコンサートの終了後、集まった寄付金は2112万4505円であることが発表されました。2026年のチャリティコンサートの告知も行われ、参加者に対し「またお越しいただけたら嬉しいです」と呼びかけました。このように、音楽を通じた支援と共感は、これからも続いていくことでしょう。

詳細は公式ホームページで。
公式ホームページ


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