ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』の魅力
映画館でバレエの美を存分に楽しめるロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』が、好評のためTOHOシネマズ日本橋での上映が2月20日まで延長されることが決定しました。クリスマスのシーズンに世界中で上演されるこの作品は、ピーター・ライトによる英国ロイヤル・バレエの定番とも言える演出が施されています。この機会に、映画館の大スクリーンでバレエの魔法に触れてみるのはいかがでしょうか。
『くるみ割り人形』のストーリー
チャイコフスキーの音楽に乗せて、クリスマスの夜の幻想的な物語が描かれます。魔法のように大きく成長するクリスマスツリーから始まり、ねずみとの戦い、美しい雪の精たちの舞、そしてお菓子の国での華やかな宴が展開されます。中でも、この作品は570回以上の上演を誇る名作であり、観客を虜にし続けています。
作品の冒頭では、プリンシパルのマリアネラ・ヌニェスが登場し、「バレエを初めて見る方にも最も適した作品です」とその魅力を解説。多くの方がこの作品の美しさと楽しさを体験できるよう、上映が延長されました。
若手日本人ダンサーたちの活躍
さらに、今シーズンの『くるみ割り人形』では、日本人ダンサーたちの素晴らしいパフォーマンスが光ります。その中でも注目すべきは、五十嵐大地、中尾太亮、佐々木万璃子。この若手ダンサーたちは、それぞれが異なる役柄で舞台を盛り上げています。
五十嵐大地は、ドロッセルマイヤーのアシスタント役に扮し、その華麗なジャンプで観客を惹きつけます。彼は、2013年にユース・アメリカ・グランプリのホープアワードを受賞し、2023年にはファースト・アーティストに、さらに2024年にはソリストに昇格を果たしました。
中尾太亮もまた、注目の存在であり、第1幕で兵士役を演じた後、第2幕ではロシアの踊りを披露します。彼も2019年にアーティストに、2022年にはファースト・アーティストに、そして2023年にはソリストへと昇格。優美なつま先と高いジャンプが見どころです。
そして、花のワルツでリードを踊る佐々木万璃子。彼女は2021年にファースト・アーティスト、2022年にソリスト、そして2024年にはファースト・ソリストに昇格します。彼女の華やかさと確かな技術は、観客に感動を与えることでしょう。最近の公演では金平糖の精を演じるなど、その活躍から目が離せません。
次回の公演『シンデレラ』
『くるみ割り人形』に続き、2月21日(金)からはロイヤル・バレエの新作『シンデレラ』も上映されます。主演は日本人ダンサーの金子扶生です。彼女の活躍にもぜひ注目してみてください!
ロイヤル・オペラ・ハウスの特別なステージを映画館で最前列から楽しめるこの機会、バレエファンはもちろん、初めての方にもお薦めです。映画館ならではの迫力ある映像と音響で、華やかなバレエの世界を堪能しましょう。
上映情報
ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』は、2月20日までTOHOシネマズ日本橋にて延長上映中です。次回上映の『シンデレラ』は2月21日より公開されます。
公式サイトで詳細をチェックして、ぜひ劇場へ足を運んでください!