エリック・ミヤシロとLynが語る、ペルソナ5ビッグバンドの魅力

2025年12月6日と7日、横浜のぴあアリーナMMで開催される「MONTREUX JAZZ FESTIVAL JAPAN 2025」に、ペルソナ5をテーマにした特別なビッグバンドが登場します。その名も「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド」。今回は、そのリーダーであるエリック・ミヤシロ氏と、ボーカリストとして参加するLyn（稲泉りん）さんにインタビューを行いました。

ペルソナと音楽の融合

ペルソナシリーズは、世界中で2000万本以上の累計販売を誇る人気ゲーム。この魅力的な世界観を音楽で表現するため、エリックさんは参加メンバーに約30名のアメリカ、日本の精鋭ミュージシャンを招集しました。また、楽曲アレンジはグラミー賞にノミネートされたチャーリー・ローゼン氏が担当します。

エリックさんは「このプロジェクトのディレクションと編曲を手がけているチャーリー・ローゼンさんから詳細を伺い、ふさわしいメンバーを集めました。最高で最強のメンバーを結成するのが目的でした」と語り、具体的なチーム作りの過程を説明しました。

大切にしたい音楽への敬意

「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド」の成功において、エリックさんが重視したのはチャーリー・ローゼン氏のアレンジ力と、『ペルソナ5』の原作への敬意です。「本来のゲーム音楽を尊重しつつ、ビッグバンドの魅力を引き出す必要があります」と述べ、音楽への深い理解を示しました。

また、Lynさんは「オファーを受けた当初は大事なプロジェクトになるとは思っていませんでした。実際にレコーディングの現場に行くと設備が立派で、驚きました」と回顧。彼女は、ゲーム音楽の中での表現の難しさや、抑揚を考えた歌唱についても触れました。

モントルー・ジャズ・フェスティバルへの思い

エリックさんは、モントルー・ジャズ・フェスティバルへの参加経験が多くあり、その重要性も語ります。「1986年に初めて参加した際の観客の熱狂を今でも覚えています。今年、初めて“ジャパン”に出られることが本当に嬉しいです」と期待を寄せました。彼はまた、ハービー・ハンコックなどの世界的なミュージシャンとの共演を心待ちにしています。

Lynさんにとってもこのフェスは特別なもので、「母親に興奮を伝えたくて電話しました。でも、出ることを決めた際は不安もありました。私が参加しても大丈夫なのか...と」と語りました。しかし、彼女は「メンバーが素晴らしいから、私も体当たりで頑張ろうと思える」と強い意志を示しています。

視覚と音の統合

彼らのプロジェクトでは、ゲームの世界観を観客に伝え、一体感を生み出すことが目標とされている。「お客さんと一緒に没入できるように、音楽の神様に捧げる気持ちで臨みたい」とLynさんは熱く語りました。エリックさんも「お客様も楽しめ、演奏者も楽しめる音楽作りを大切にしたい」と強調しました。

公演詳細

今回の「ペルソナ5 スペシャル・ビッグバンド」は、2025年12月7日にぴあアリーナMMで行われます。チケットは2025年11月9日までの抽選先行販売で手に入れることが可能です。また、各種特典付きの席の情報も充実。詳細は公式サイトで確認できます。

ぜひ、この特別な音楽イベントに足を運び、その圧倒的なパフォーマンスを体験してください。