坂本龍一の世界を食と映像で体験する特別企画が大阪で開催

坂本龍一の世界を五感で楽しむ特別企画

大阪の「タイムアウトマーケット」が、2025年8月30日から9月27日まで、特別企画『Ryuichi Sakamoto Osaka: Foods, Films & the Full Moon』を開催します。この展覧会は、著名な音楽家であり、多才なアーティストであった坂本龍一氏の足跡を、食と映像を通じて追体験するユニークな試みです。

坂本龍一の軌跡を辿る

この特別企画は、「sakamotocommon OSAKA」と呼ばれるプロジェクトの一環として実施されます。sakamotocommonは、坂本氏が残した文化的遺産を広く共有することを目的としており、去年の東京・銀座での展覧会に続く、大阪での初の試みとなります。会場であるタイムアウトマーケット大阪では、坂本氏にインスパイアされた17の飲食店が特別メニューを展開します。

食と映像の融合

この企画の中心となるテーマは、「フルムーン」。坂本氏の作品に繰り返し登場するこのモチーフを基にしたメニューが用意されています。フルムーンを愛でるように、美味しさを楽しむことができます。その中には、坂本氏が心から愛していた料理やお酒も含まれており、彼の記憶を食を通じて味わうことができるのです。

さらに、期間中には坂本氏の代表的なコンサート映像も特別上映されます。「タイムアウトマーケット大阪」のスクリーンで上映されるこれらの映像は、坂本氏の音楽的な旅を映し出し、その世界観をより深く理解する手助けをしてくれます。

特別映像上映

上映される主な映像は以下の通りです：

- PERFORMANCE IN NEW YORK: async（2018年、1時間10分）

世界でたった200人が観た幻のライブ。

- Trio Tour 2011 in Europe（2011年、1時間20分）

チェロとヴァイオリンとともに巡ったヨーロッパツアー映像。

- Playing the Piano for the Isolated 2020.04.02（2020年、1時間41分）

緊急事態宣言直前に行なった特別な配信ライブ。

これらの映像は、「満月」をテーマにした特別メニューとともに楽しむことができ、坂本氏がもたらした音楽と美食のハーモニーを体験できます。

タイムアウトマーケット大阪について

タイムアウトマーケットは、2014年にポルトガルのリスボンで誕生し、以来、ニューヨークやドバイ、ケープタウンに続き、大阪にアジア初上陸を果たしました。約800席を有し、3,000平方メートルを超える広大な空間には、関西や大阪で活躍する名シェフや注目の新星たちが集い、多様な料理を楽しむことができる場所です。

この特別企画『Ryuichi Sakamoto Osaka: Foods, Films & the Full Moon』を通じて、坂本龍一氏の美しい音楽と料理の深い世界に触れることができる貴重な機会をお見逃しなく。皆様のご来場を心よりお待ちしております。