ヒョンデが届けた新たなモビリティ体験『INSTEROID Night by Hyundai』の全貌
2025年10月22日、東京のTerada E Hallにて、ヒョンデが誇るデザインコンセプトカー「INSTEROID」の初披露イベント『INSTEROID Night by Hyundai』が開催されました。このイベントには、メディア、インフルエンサー、クリエイターなど、さまざまな業界のプロフェッショナル約150名が集結し、クルマを超えた体験を楽しみました。
INSTEROID Nightの背景と意義
本イベントは、日本独自のカルチャーイベントとして企画され、2025年10月29日から開催される「Japan Mobility Show 2025」の前触れであり、ヒョンデのデザイン哲学と感性の価値を体感してもらうことを目的としています。2018年の日本再参入以降、同社は新たにさまざまなゼロエミッションビークルを展開しており、「INSTEROID」はその中でも特にユニークな存在です。
その得意なデザインは、欧州デザインチームによって開発されたもので、”もしも(What if)?”という発想の下に生まれた遊び心と機能美を兼ね備えたコンセプトカーです。
感性の哲学を語るスペシャルトークセッション
イベントは、ヒョンデの代表取締役社長、七五三木敏幸氏の基調講演で幕を開けました。「私たちはクルマを単なる移動手段として捉えるのではなく、より深い感情的な体験を提供したい」と、今回のコンセプトに込められた思いを語りました。一方、Hyundai Design Centerのサイモン・ロスビー氏も、「INSTEROIDは、デジタルとリアル、カルチャーとデザインの境界を超え、遊び心が詰まった実験的な存在として誕生した」と述べました。
初披露されたINSTEROIDの魅力
壇上の注目が INSTEROID に集まる中、感動的な音楽や演出と共にその姿が初めて明らかになりました。フレアフェンダーや21インチホイールを備えたダイナミックなフォルムに、会場は一気に興奮の渦に巻き込まれました。サイモン氏からは、エクステリアとインテリアのデザインに埋め込まれた遊び心や、機能性が緻密に語られ、聴衆を魅了しました。
感じることで生まれるうねり ー クロストークの深化
七五三木氏とサイモン氏によるクロストークでは、日本市場特有の価値観についての対話がなされ、「ゲームの世界から得られる自由や発見のエネルギーをクルマに取り込むことで、乗るたびに冒険心を味わってほしい」と語り合いました。
音楽で盛り上げられた特別な夜
フォトセッションの後、会場は音楽と光に包まれ、特別なライティングパフォーマンスに。ヒューマンビートボクサーのDJ SO-SO氏が、INSTEROIDのサウンドスケープをテーマにしたオリジナルリミックスを披露。彼の独自のスタイルが、イベントのテーマと見事に融合し、参加者が車と音楽を通じて感情的に結びつく瞬間となりました。
続いてDJ Ryotaが登場し、メロウかつダイナミックな音楽で会場を押し上げると、国際的アーティストの招聘でも知られる彼の選曲が、INSTEROIDが目指す「境界を超える創造性」を具体的に表現しました。
メディアとの共創と新たな移動体験
今回のイベントは、自動車関連メディアだけでなく、ライフスタイルやテクノロジーに関わるインフルエンサーが参加しました。七五三木氏は、「見て、触れ、感じなければ、良さが伝わらない。共に未来のモビリティ文化を創造していきましょう」と、今後の展望を語りました。
INSTEROIDは、10月29日から東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」にも展示される予定です。ヒョンデは今後も、感性と創造性に重きを置き、未来のモビリティ文化を発信していく姿勢を貫いていくことでしょう。