水戸芸術館の新星「カルテット AT 水戸」が魅せる第3回演奏会
水戸芸術館には、音楽の魅力を広めるための専属楽団が存在し、その一つが2013年に誕生した「カルテット AT(水戸)」です。この団体は、地域に密着した活動を通じて、弦楽四重奏の楽しみを広めることを目的としています。運営には水戸市の文化振興を担う公益財団法人水戸市芸術振興財団が関わっており、新しい音楽の形を提供しています。
「カルテット AT 水戸」の概要
「カルテット AT 水戸」は、小澤征爾氏からの信頼を受けている川崎洋介を中心に構成されており、他にも実力派の演奏者たちが在籍しています。メンバーには、西野ゆか、柳瀬省太、辻本玲と、どの奏者も国内外での活動歴が豊富です。彼らは名作を再解釈するだけでなく、まだ知られていない優れた作品も積極的に紹介し、演奏の楽しさを視聴者に伝えています。
アウトリーチ活動も積極的
「カルテット AT 水戸」は、単に演奏するだけでなく地域との交流も大切にしています。具体的には福祉施設を訪れたり、水戸ジュニアオーケストラへの指導を通じて、地域の人々に弦楽四重奏の魅力を伝えています。このような活動を通じ、音楽を楽しむ機会を提供しようとしています。
第3回演奏会の見どころ
2023年7月19日(土)に水戸芸術館で行われる第3回演奏会では、魅力的な曲目が揃っています。ハイドンの「弦楽四重奏曲第38番」は、特徴的な終わり方から「冗談」という愛称で親しまれている作品です。さらに、ロシアの現代作曲家レーラ・アウエルバッハによる弦楽四重奏曲第3番《セテラ・デサント》や、ベートーヴェンの名作「弦楽四重奏曲第7番」(通称「ラズモフスキー第1番」)も演奏されます。
公演では、曲の背景や特徴を語るトークも交えながら、アットホームな雰囲気の中で楽しめる内容となっています。ファンや新しい聴衆を巻き込む「カルテット AT 水戸」の演奏会が待ち遠しいですね。
公演詳細
- - 日時: 7月19日(土)13:30開場・14:00開演
- - 会場: 水戸芸術館 コンサートホールATM
- - 料金: 一般 4,500円、U-25(25歳以下)1,500円(未就学児入場不可)
メンバーの紹介
- - 川崎洋介: ヴァイオリン奏者で、数々の国際的な舞台に立つ。室内楽の指導者としても活動し、オタワ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスター。
- - 西野ゆか: 第2回大阪国際室内楽コンクールで受賞歴を持つヴァイオリン奏者。サントリーホールのコーチング・ファカルティにも名を連ねた。
- - 柳瀬省太: ヴィオラ奏者として国際的な舞台での経験が豊富。室内楽にも多く参加し、演奏活動を展開。
- - 辻本玲: チェロ奏者で、多数の国際コンクールでの入賞歴がある。NHK交響楽団の首席奏者としても活躍中。
その他関連情報
また、音楽紙『vivo(ヴィーヴォ)』でも「カルテット AT(水戸)」に関するインタビュー記事が掲載されています。音楽に興味がある方はぜひご覧ください。彼らの活動の裏側や音楽への情熱が語られています。興味深い内容が盛りだくさんです!
是非、これからの「カルテット AT 水戸」の活動に注目していきましょう。