TuneCore Japanが2023年の新たなステージへ
音楽デジタルディストリビューションサービス「TuneCore Japan」が、配信リリースされた楽曲数が200万曲を超え、音楽ストリーミングサービスの利用がさらに活発になっています。これは、同社がインディペンデントアーティストやレーベルを主なサポート対象として成功を収めた結果です。
TuneCore Japanの成り立ち
同社は2012年に設立され、以来ずっとアーティストの収益を100%還元する姿勢を貫いています。さらに、アーティストや動画クリエイターが相互に利益を得ることを目的とした「TuneCore クリエイターズ」というサービスも展開。今年の10月にスタートしたこの取り組みは、特に急成長を遂げています。
楽曲数200万曲の背景
2021年12月、TuneCore Japanの楽曲数は100万曲を突破しましたが、その後の戦略的なプランの導入により、今回の200万曲の大台を達成しました。「Unlimitedプラン」が2025年に導入されたことで、自分の曲を無制限にリリース可能に。これが多くのアーティストたちにとって、音楽を配信する大きな後押しとなりました。
ヒット作品には、こっちのけんとの「はいよろこんで」、千葉雄喜の「チーム友達」、そしてTani Yuukiの「W / X / Y」などがあります。これらの曲は、日本国内外で非常に人気であり、多様なジャンルの強力な音楽コンテンツを提供しています。
動画クリエイター数も急増
さらに、同社が提供する新サービス「TuneCore クリエイターズ」では、YouTube動画クリエイターに対して、登録済みの楽曲を利用できる権利を提供しています。このサービスローンチ直後から、動画クリエイターたちの登録数が急増し、今では3万を超える楽曲を取り扱うチャンネルが誕生しました。これにより、クリエイターたちが収益化できる道が開かれ、アーティストとの相互支援が実現しています。
今後の展望
TuneCore Japanは、今後もインディペンデントアーティストの音楽を世界に届けるため、サービスの改善に注力し続けるとしています。また、これを記念して、シングル配信が1年間無料になるキャンペーンを開催するなど、さらなる挑戦を続ける意向が示されています。期間は2025年11月5日から11月18日までで、新規アカウント登録者も対象となります。
音楽シーンへの影響
TuneCore Japanの成長は、日本の音楽シーンにおいて、アーティストが自由に作品を発表し、それを収益化するための重要なプラットフォームとしての役割を果たしています。アーティストたちは、自身の音楽をより多くのリスナーに届けられるようになり、さらに多くのクリエイターが新たな表現の場を見つけることで、音楽文化が一層豊かになっています。
私たち音楽ファンにとっても、TuneCore Japanがどのような音楽を次に届けてくれるのか楽しみです。インディペンデントアーティストや新しい音楽に出会うチャンスは、今後も増えていきそうです。