ピノキオピーが初のアジアツアー『COMET』を成功裏に終える
2025年4月19日から始まった、ピノキオピーの初アジアツアー『COMET』が、5月20日の香港公演をもって無事に終了しました。このツアーはピノキオピーのデビュー15周年を記念するものとして、各地を巡る刺激的な体験となりました。
ツアーのテーマ『COMET』
『COMET』という名称は彗星を意味し、まさにピノキオピーが彗星のように各地を巡っていく姿を象徴しています。ツアーは、上海、広州、大阪、東京、ソウル、台北、香港を含む全7都市で開催され、各地のファンとともに特別な時間を作り上げました。
東京公演のレポート
特に注目を集めたのは、5月8日に行われた東京公演です。このパフォーマンスは、オープニング映像がアイマイナの宇宙への旅立ちを描く中、ピノキオピーの象徴である銅鑼の音と共に始まりました。「ピノキオピーと申します」との挨拶に続いて、一曲目に披露されたのは『アルティメットセンパイ』。観客のコールが響き渡り、Kiraboshiの雰囲気に包まれました。
つづいて、初音ミクと鏡音リンの『Aじゃないか』や、ポップな『ねぇねぇねぇ。』など、次々と盛り上がりを見せる楽曲が披露され、観客は一体となって楽しんでいました。特に、2011年に公開された『アイマイナ』の演奏では新しいMVが流れ、観客を独特の世界観に引き込みました。
進化するパフォーマンス
名曲の数々が続いた後、ピノキオピーは観客とのMCタイムを挟み、「祭りを盛り上げていきましょう!」と会場を巻き込む発言。ここから後半戦がスタートし、影のある歌詞が印象的な『匿名M』や『嘘ミーム』、さらには新曲『超主人公』が次々と演奏され、年々進化するパフォーマンスに観客は魅了されました。
技術的な演出としてレーザーの使用もあり、特に『デラシネ』ではその迫力に圧倒された観客が多数。全ての楽曲において、彼の個性的なスタイルが光りました。
終演を迎えて
公演の後半では、ピノキオピーが自身の内面的な思いを歌った『僕なんかいなくても』や『君が生きてなくてよかった』が印象的に演奏され、その歌詞に多くの人が共感したことでしょう。ラストでは『遊星まっしらけ』が披露され、ピノキオピーは「はじめましての人もいますが、みなさん最高でした!」と締めくくりました。
アンコールの盛り上がり
アンコールでは、再び観客の熱気が高まり、ピノキオピーは「折り返しですが、みんなで楽しんでいきましょう」と語り、特別な一夜をさらに盛り上げました。最後は代表曲『すろぉもぉしょん』で観客も一緒に歌い、明るく終わりを迎えました。
感謝の言葉
ツアーを終えたピノキオピーは、「全ての皆さんに感謝しています」とメッセージを寄せ、各地のファンとの出会いを心から楽しんだことを語りました。今後も新たな楽曲を作り続け、さらなる活躍に期待が高まります。
このように、ピノキオピーのアジアツアー『COMET』は、彼自身の成長を感じさせるとともに、今後の展望を見据えた素晴らしい総括となりました。