大西順子、待望のソロピアノ集『American Classics』登場
ジャズ界の巨星、大西順子がそのキャリアの中で初めてリリースするソロピアノアルバム『American Classics』が、2026年3月4日(水)に発売される。彼女がデビュー以来、多様な編成で独自のスタイルを追求してきた中で、このアルバムはジャズピアノの現代における表現を新たに定義し、特別な意味を持つ作品となっている。
アルバムの魅力
今回のアルバムには、敬愛する巨星たちの楽曲が数多く収められている。たとえば、ジェリ・アレンやデューク・エリントンなど、ジャズの歴史に名を刻んだピアニストたちの名曲や、エラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイが特別な味わいを加えたトラディショナルな曲も選ばれている。全体で9曲が収録され、コンサートホールの特別な雰囲気を感じさせる録音が行われた。
特筆すべきは、LPでのみ収録される「Memories of You / Lover Come Back to Me / Stardust」というメドレーだ。大西の独自の解釈が、往年の名作に新たな息吹を吹き込んでいる。さらに、もう一つのLP『American Classics Deep Cuts』には、伝説的なピアニスト、ハサーン・イブ・アリの「Almost Like Me」が収められており、こちらも聴き逃せない。
リリース情報
『American Classics』は、CDと2種類のLPフォーマットでリリースされる。各形態には特有の収録曲があり、ファンの期待を超える充実した内容となっている。価格は、CDが3,300円(税込)、LPがそれぞれ5,500円(税込)。詳細は公式サイトや主要販売店で確認できる。
大西順子の歩み
大西順子は、1967年に京都で生まれ、1989年にバークリー音楽大学を卒業後、ニューヨークを中心に活動を展開してきた。彼女の輝かしいキャリアは、伝説のミュージシャンたちとの共演を通じてさらに磨かれ、93年のデビュー以来、トリオをはじめとする多様な編成でジャズシーンを牽引し続けている。
最近では、クラシック音楽フェスティバルに参加し、オーケストラとの共演によっても話題となった。これからも、多様な活動を通じて魅力的な音楽を生み出し続ける彼女の姿から目が離せない。
今後のライブ情報
新作リリースを記念したライブも多数予定されており、2026年3月3日に早稲田の大隈講堂で開催される「Women in Jazz Festival」や、様々なソロ公演が全国各地で行われる。また、詳細は随時公式ウェブサイトにて発表される予定だ。
大西順子の音楽に触れるチャンスをお見逃しなく。才能あふれる彼女の新しい旅が始まる瞬間を、ぜひ体感してほしい。