ワタナベフラワー、廃墟の聖地で新曲「幸せに手をのばせ」MVを公開

ワタナベフラワー、新曲「幸せに手をのばせ」MV公開

神戸を拠点に活動するワクワクロックンロールバンド、ワタナベフラワーが結成25年目を迎え、新曲「幸せに手をのばせ」のミュージックビデオを公開しました。このMVは2025年8月17日（日）より、ワタナベフラワーの公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。

新曲の意義とテーマ

ワタナベフラワーはこれまでのキャリアを通じて、楽しさをテーマにした楽曲創りを行ってきました。しかし、25周年を機にメンバーたちは、「楽しさ」だけでは表現しきれない人々の思いに気付くようになりました。特に、学校や仕事に行けない理由が理解できず、不安やもどかしさを感じる方々へ寄り添うことが重要であると考え、今回の楽曲を制作しました。この新曲に込められたメッセージは、リスナーに「幸せに手をのばすきっかけ」を与えることを目的としています。

撮影場所と文化的意義

ミュージックビデオの撮影地は、摩耶観光ホテル（通称マヤカン）です。これは神戸市内に位置する登録有形文化財で、長年にわたり地元のシンボルとして親しまれてきました。老朽化が進んでいるため、近い将来内部への立ち入りができなくなる可能性があることから、この撮影は非常に貴重な文化的アーカイブとしての価値も持っています。

撮影にあたっては地元の管理団体・摩耶山再生の会および神戸フィルムオフィスの協力を得て、特別な許可のもと行われました。これにより、神戸の文化や風景、地域再生に対する思いをMVに込めることができました。

ワタナベフラワーのプロフィール

ワタナベフラワーは、Vo.のクマガイタツロウ、Gu.のイクロー、Ba.のムサ、Key.のichi、Dr.のやっちんの5人から成るバンドです。彼らの音楽は「分かりやすくて楽しい」をテーマに、数多くのイベントやメディアに出演しています。特にNHKの「みんなのうた」やCMへのタイアップも盛況で、地域密着型の活動の一環として、神戸市の公認バンドにも認定されています。

また、彼らは「応援番長」としても知られ、ヴィッセル神戸の応援大使などとして多くの地域活動にも参加しています。現在、KissFM KOBEやラジオ関西、明石ケーブルTVにレギュラー出演中です。