ヤマハの新しい音楽アプリ『Extrack』が海外展開開始
最近、ヤマハ株式会社が、人気の音楽アプリ『Extrack(エクストラック)』のサービスをアメリカとヨーロッパで提供開始しました。国内では既に展開されており、待望の海外進出となります。これにより、より多くの音楽ファンがアプリを通じて演奏の楽しさを体験できます。
『Extrack』とは何か?
『Extrack』は、ユーザーが自分の好きな楽曲を、実際にバンドメンバーと共に演奏しているような感覚で楽しむことができるアプリです。日本では既に3月から提供されており、ユーザーから高い評価を得てきました。アプリは、スマートデバイスから楽曲を読み込み、楽器ごとに音源を分離する画期的な技術を導入。この機能によって、ギター、ドラム、ベース、ピアノ、管楽器など、最大7種類の楽器パートを自由に調整することができます。
複数の便利な機能
更に、『Extrack』の魅力はその機能性にもあります。アプリが楽曲のコードを自動解析し、初心者でもわかりやすく楽器の押さえ方を視覚的に表示します。これにより楽譜を読めない人でも自信を持って演奏に挑戦できます。練習したい部分をループ replay させる機能や、小節単位で音楽をスキップするオプション、さらには再生速度の調整も可能です。タイミングやリズム感をしっかりと身に付けるための練習が行えます。
ヤマハの思い
音楽事業本部ミュージックコネクト事業推進部の長、三田祥二さんは、「テクノロジーのチカラで人と音楽の可能性を広げる」というミッションの下、音楽文化の発展と事業拡大を目指すと述べています。『Extrack』はその結果生まれたアプリであり、日常の演奏や練習に寄り添う存在です。「日本で多くの方にご利用いただいているので、(海外でも)より多くの方に演奏の楽しさを体験してほしい」と期待を寄せています。
プランと機能の詳細
『Extrack』には無料プランと有料プランが用意されています。無料プランでは、最大4種類の楽器(ドラム、ベース、ボーカル、その他)が分離可能で、毎月5曲まで演奏できます。一方、有料プラン(年額39.99ドルまたは月額5.99ドル)は、最大7種類の楽器と無制限の曲数に対応し、曲の保存数も大幅に増加します。利用者はiOSまたはAndroidのデバイスからアプリをダウンロードでき、直ぐに演奏を開始できます。
世界中の音楽ファンに
『Extrack』は、音楽制作や演奏を愛する多くのユーザーに向けて新たな可能性を提供し続けています。アメリカ、ヨーロッパのユーザーもこのアプリを通じて、より高度な演奏体験を享受することができるでしょう。ヤマハは、テクノロジーで音楽の楽しさを広げ、世界中の人々が共に音楽を楽しむ環境を作り上げていくことを目指しています。今後の展開にも目が離せません。