Chim Chap、5thシングル『End of the Night』を配信リリース＆MV公開

滋賀を拠点に活動する4人組ミクスチャーバンドChim Chapが、5作目となる新たなシングル『End of the Night』を2025年3月12日にリリースしました。この楽曲は、バラードとして初めての試みとあり、特に90年代のトレンディドラマを連想させる都会の夜を舞台に描かれています。楽曲は哀愁のあるギターリフから始まり、その後、ボーカルのJesseがセクシーな歌声で情熱を込めて歌い上げます。歌詞のテーマは、他者に合わせて生きることへの葛藤や、自身の本当の姿を出せない孤独感に重きが置かれています。特に、繰り返し聴こえる「Lay me, Lay you by my side Lay you, Lay me by your side」というフレーズからは、自身の本当の姿を探し求める思いが感じ取れます。このパートは感情を強調する印象的な部分となっており、聴く者に深い共感을与えます。

楽曲のクライマックスでは、Jesseのギターソロが長尺の“泣き”を入れ、曲を力強く締める役割を果たしています。ライブでも毎回異なるアレンジで披露されるこのソロ部分は、ファンの間でも特に注目されるポイントです。今回のバラードという新しい挑戦は、Chim Chapのさらなる可能性を予感させるもので、これからの活動が楽しみです。

さらに、同日にはミュージックビデオも公開されました。映像は、CHAIやNEEなどのアーティストの写真を手掛けてきたYoshio Nakaisoが監督を務め、大都会・東京の夜を孤独に漂うJesseの姿が映し出されています。物悲しい映像は、歌詞の持つ孤独感や疎外感を視覚的に伝えるもので、現代を生きる若者にとって共感を呼ぶ内容となっています。暗く険しい雰囲気の中にも、曲への理解が深まるシーンが多く、じっくりと耳を傾けてほしい一曲です。

Jesse自身も、「自分というキャラクターと周囲の目とのずれ」に対する自身の思いを語ります。彼は、他人の目を気にせずに過ごすことがいかに難しいかを共有し、その葛藤がこの曲に込められていることを強調しました。この作品は、リリース当日に多数のライブパフォーマンスを控えており、各イベントでもこの新しい楽曲がどう展開されるのか期待が高まります。

Chim Chapは、関西ローカルのストリートから始まり、その多彩な音楽性で注目を集めています。彼らは、ESP BAND CONTEST2023や十代白書2024でグランプリを受賞し、さらには《SUMMER SONIC 2024》や《イナズマロックフェス2024》などの大型フェスへの出演も決定しています。これからの彼らの活動にもぜひご注目ください。関連リンクもチェックし、更なる新曲やライブ情報を見逃さないようにしましょう。