東京芸術劇場が若手音楽家支援プログラム「GOA+」を発足

東京芸術劇場が「GOA+」開始

東京都と東京芸術劇場が新たな音楽家支援事業「GOA＋(プラス)」をスタートしました。このプロジェクトは、クラシック音楽を支える若手管打楽器奏者たちにスポットライトを当て、彼らの活動を地域社会に広げることを目的としています。東京芸術劇場は、すでに80名以上の才能ある若手音楽家を輩出しており、GOA＋はその成果を基盤にした新たな取り組みです。

GOA＋は、東京芸術劇場の国内外での実績に基づくアーティスト・バンク制度であり、在籍生や卒業生が対象です。この仕組みによって、東京都内で開催されるコンサートやイベントへの音楽家派遣が容易になり、より多くの人々が若手の生き生きとした演奏を楽しむことができるようになります。特に、セルフプロデュース力を高めることを重視し、音楽家たちが社会で活躍するための基盤を作り上げることに力を入れています。

具体的なプログラム内容

「GOA+」は、クラシック音楽を対象とした様々なプログラムに対応しており、管楽器とピアノの二重奏、金管五重奏、サクソフォン四重奏などの編成での室内楽が可能です。また、来場者向けのワークショップや学校・地域団体への音楽指導なども含まれています。このように、多彩な音楽プログラムが地域社会に貢献できるよう設計されています。

出演依頼の流れ

出演を希望する事業者や団体は、事務局へのお問い合わせから始まります。希望するプログラムの内容を伝えると、内容に応じた演奏者や編成の提案が行われ、開催に向けた詳細な調整が行われる仕組みです。

GOA (芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド) の紹介

GOAは、東京芸術劇場が2014年から展開してきた若手管打楽器奏者向けのアカデミープログラムであり、音楽表現とセルフプロデュース力の向上を目的としています。ミュージック・アドヴァイザーであるホルン奏者の福川伸陽氏と共に、レッスンやキャリアアップゼミ、コンサートなど、非常に充実したカリキュラムが整えられています。この10年間で80名を超える若手音楽家が様々な舞台でその才能を発揮し、国内外で活躍しています。

東京芸術劇場の人材育成方針

東京芸術劇場は、クラシック音楽や舞台芸術の発信基地として、長期の視点から「芸術文化の創造発信」「人材育成・教育普及」「賑わい創出」「国際文化交流」に取り組んでいます。この特性を活かし、高い専門性を持つ人材を育成することに力を注いでいます。

さらなる情報や出演依頼に関しては、以下の連絡先でお問合せいただけます。興味のある方はぜひこの新たな機会を利用し、音楽文化を身近に感じてみてください。

問い合わせ先:
東京芸術劇場（公益財団法人東京都歴史文化財団）
TEL：03-5391-2114
MAIL：geigekiwoa@geigeki.jp