2024年音楽実績
2025-01-30 13:27:40

2024年年間音楽ソフト生産実績発表、アナログディスクが好調を維持

2024年年間音楽ソフト生産実績の詳細



日本レコード協会は、2024年の年間音楽ソフト生産実績をまとめ、音楽市場の動向を報告しました。このデータには、加盟企業が受託した非会員企業の販売分も含まれています。

音楽ソフト市場の概要


2024年における音楽ソフトの生産実績は、数量で前年比89%にあたる1億4,137万枚・巻、金額では93%減の2,052億円となり、前年と比較して減少が見られました。しかし、3年連続で2,000億円以上の規模を維持しており、音楽市場の底堅さが感じられます。

特に注目すべきはオーディオレコードの好調ぶりです。前年を上回る生産量を記録し、アナログディスクに至っては数量が前年比117%の314万9,000枚、金額が126%の78億8,700万円と、1989年以来の70億円超えを達成しました。アナログディスクの人気は依然として続いていることが実証されています。

年間音楽ソフトの内訳


2024年の音楽ソフト生産実績は以下のように分類されています。
  • - オーディオレコード  数量: 1億815万枚・巻(前年比97%) 金額: 1,490億円(前年比102%)
  • - 音楽ビデオ  数量: 3,322万枚・巻(前年比71%) 金額: 562億円(前年比75%)

この内訳からも分かる通り、オーディオレコードは前年比での数量増加と金額増加を見せていますが、音楽ビデオに関しては減少傾向が続いています。これは、ストリーミングサービスの普及に伴い、音楽ビデオの物理的な需要が減少していることが影響していると考えられます。

アナログディスクの魅力


アナログディスクの人気が高まっている背景には、レトロな音質やアートワークの魅力があります。多くのリスナーは、デジタル音源では味わえない温かみのある音質や、ジャケットアートを楽しむためにアナログ盤を購入しています。この現象は、特に若い世代の間で顕著に見られています。

音楽配信売上の今後


2024年第4四半期の音楽配信売上については、2月末から3月上旬にかけての公表が予定されており、これもまた市場動向を知る重要なデータとなります。音楽配信は引き続き注目されるセクターであり、今後の売上にも期待が寄せられています。

まとめ


2024年の音楽ソフト生産実績は、全体的には前年に比べて減少したものの、アナログディスクの増加が光る結果となっています。良質な音質とアートの両方を求めるリスナーのニーズに応えるため、アナログの人気は今後も続くことでしょう。音楽市場の動向を注意深く見守っていきたいところです。


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