2023年、カルビー株式会社は音楽の新しい形を模索し、「じゃがレコード」という音楽レーベルを設立しました。このプロジェクトは、博報堂キースリーやblowoutと協力することで実現され、特に注目されるのは「タベオト」という、食事中に生まれる音を楽曲に取り入れるユニークなアプローチです。
「じゃがレコード」の誕生は、カルビーが手掛ける様々な新規事業の一環として位置づけられています。その活動の一つには「Calbee Future Labo」があり、ここではカルビーの商品デザインやキャラクターを活かしたプロジェクトが展開されています。これまでに、NFTチップスキャンペーンやWEB3 GAME FESなど、革新的な取り組みが紹介されてきました。
新たな音楽レーベル「じゃがレコード」は、これらの取り組みをさらに深化させるために作られました。タベオト=食べ物を食べる際に出る音を音楽として取り入れることにより、食の楽しさを広げることを目指しています。このようにして、人々はただ食べることを楽しむだけでなく、その瞬間を音楽という新しい表現方法を通じて体験することができます。
このレーベルの第1弾として、blowoutに所属のクリエイター・ユニット「niKu」とのコラボ作品が発表されました。その名も「DAHA」。この楽曲は、ポテトチップスを食べる際に生まれるユニークなタベオトを取り入れており、聴く人々に元気を与えることを目的としています。楽曲のテーマは、ポテトチップスを通じた自己認識や、より良い自分へと前進する勇気を象徴しています。
「DAHA」では、ポテトチップスの様々な味を楽しむことで得られる食感を楽曲の要素に取り入れており、そのリズムやメロディが展開されています。「ポテトチップス うすしお味」「ポテトチップス 超薄切り こだわりしお味」「ポテトチップス ザ厚切り」のタベオトを活かしたこの作品は、聴く人々に親しみやすさと感動を与えるための力強いメッセージを込めています。
楽曲の制作には、ボカロPのChinozoとアニメーターのがちゃが結成した「niKu」が関与しています。Chinozoは、自身の食べる喜びを表現し、ポテトチップスの音を用いたことに満足感を示しました。また、がちゃは、長い間待ってくれていたファンへの愛情を込めつつ、ポテトチップスを楽しむことのできる楽しさを伝えました。
「じゃがレコード」は、単なる音楽を創造するだけでなく、食を介した新しいコミュニケーションの形を提案する場となっています。今後もさまざまなアーティストとコラボし、タベオトを使った新たな楽曲を生み出していくことが期待されています。音楽に対する自由な発想は、多くの人々に刺激を与えることでしょう。このおかしなレーベルから生まれる音楽には、今後大きな注目が集まりそうです。ぜひ、音楽と食の新たな出会いを体験してみてください。