Z世代のHIP HOPへの関心とラッパー事情
最近、株式会社RECCOOが運営する『サークルアップ』が実施した調査によれば、Z世代の大学生の約半数がHIP HOPに対して高い興味を持っていることが分かりました。この調査は、彼らの音楽に対する考えや意識を探るために行われたもので、結果は提示された質問に基づいています。
HIP HOPへの興味はどこから?
調査の冒頭では、大学生に「あなたはHIP HOPに興味がありますか?」という問いが投げかけられました。その結果、約50%が「かなり興味がある」または「まあ興味がある」と回答しました。これは、J-POPやK-POPと比較すると、少し意外な結果とも言えるでしょう。音楽市場としては規模が小さいHIP HOPにもかかわらず、若者の間での人気が急上昇しているのが理解できます。
地上波へのラッパーの露出
次に、「ラッパーはもっと地上波に登場するべきだと思いますか?」という質問では、約40%の大学生が積極的な意見を寄せました。日本のHIP HOPにはいまだにアングラなイメージが定着していますが、それでもラッパーたちが地上波に出演することへの期待感がこれだけ高いことは驚きです。
見たいラッパーランキング
調査の中では、「特に地上波で見たいラッパー」を尋ねるセクションも設けられており、結果は以下のようになりました:
1.
R指定(Creepy Nutsを含む) - 29票
2.
ちゃんみな - 19票
3.
SKRYU/Awich - 6票
4.
呂布カルマ/DOTAMA/ピラフ星人 - 5票
5.
Novel Core - 4票
特に圧倒的な票数を獲得した「R指定」は、Creepy Nutsのボーカルとしても知られ、多くの若者から支持を得ています。彼の楽曲はSNSなどでも多様に使用され、その影響力が更に強まっています。一方、2位の「ちゃんみな」は、特異な音楽スタイルと歌詞で若い世代からの信頼を集めています。
3位には、Z世代に人気のSKRYUとAwichが選ばれ、彼らの楽曲も次世代の流行として注目を浴びています。
音楽番組以外でもラッパーを見たい
調査の結果、ラッパーが音楽番組以外のテレビに出演することに前向きな大学生も約40%に達しました。このことは、彼らのエンターテイメント業界への進出が期待されている証拠でもあります。例えば、呂布カルマがABEMAに出演した際にも好評を得ており、こうした露出がさらに広がることが期待されています。
HIP HOPに対する印象
調査の最後には自由にラッパーへの印象を語ってもらいました。否定的な意見として「ちゃらい」「障害提起がない」など厳しい意見がありましたが、同時に「自由で楽しい音楽」「トークが上手」など肯定的な意見も数多くありました。
このように、HIP HOPに対しては様々な意見が存在していますが、ラッパーへの支持と認知拡大を求める声も非常に根強いことが明らかとなりました。
サークルアップの活用法
この調査を通じて、大学生のリアルな声を知る機会を提供しいています。『サークルアップ』では、企業がZ世代のトレンドを理解するためのデータや情報を提供しており、調査結果のローデータもあります。
Z世代の音楽や文化に関心のある方々への貴重な情報を提供し、さらなるHIP HOPへの理解を促進することを目指します。今後の音楽シーンの発展に期待が高まる中、Z世代の声がどのように届けられるのか注目です。