中高生の創造力を引き出す「全国動画クリエイト甲子園」へ協賛
一般社団法人フリーBGM協会は、全国の中高生が参加する動画コンテスト「全国動画クリエイト甲子園」に引き続き協賛することを発表しました。この取り組みは、動画制作のプロセスを通じて、BGMの重要性を伝え、中高生の創造力を高めることを目的としています。
新たな取り組み
今大会では、以下の2つの新たな取り組みを行います。
1.
学習プログラム「探究REC」の開発
- フリーBGM協会は、「BGMの活用とフリーBGMの利用法」という教材の監修を行い、この情報を「探究REC」プログラムに掲載します。これは、生徒たちが映像制作の際にBGMが果たす役割を学ぶための内容が盛り込まれています。
2.
「フリーBGMアワード」の設置
- 前回に続き、フリーBGMを効果的に利用した優れた作品に贈るアワードを設け、参加者のモチベーションを高めます。
BGMを活用した動画制作の面白さ
動画制作が日常的な表現手法となった現在、特にYouTube等のプラットフォームで中高生が作品を発表する機会が増えています。その中で、BGMは映像に欠かせない重要な要素として注目されています。フリーBGM協会は、「探究REC」を通じて、BGMが映像に与える影響について学ぶ機会を提供します。
このプログラムでは、初めに同じ映像素材に異なるBGMを乗せた場合の印象の違いを体験し、BGMが演出する感情や雰囲気を理解します。続いて、フリーBGMの使用法や、正しいライセンスの読み方について詳細を説明します。実際に中高生自身が楽曲を選び、映像にBGMをつけるワークショップも実施されます。
さらに、フリーBGM協会賛同作家の楽曲やライセンス情報を集約した「フリーBGMデータベース」の提供、BGMを利用する際によく使われる用語の解説を含む資料も用意されるため、実際の制作に役立てることができます。
この教材の監修には、テレビ番組の音響効果を手掛けるSound Bricksの代表、上野大氏も参画し、プロによる視点でBGM選定の重要性に触れることができます。
アワード設置の意義
「フリーBGMアワード」は、フリーBGMを効果的に使用した動画作品に対し贈られる賞で、全国動画クリエイト甲子園に応募された全ての映像作品が対象です。優れた作品を選出することで、中高生クリエイターにBGMの効果についての理解を深めさせ、応募意欲を高めることを狙いとしています。
最終的な目標
以上の取り組みを通じて、フリーBGM協会は中高生クリエイターにBGMの面白さを体感してもらい、安心して利用できる環境を提供していくことを目指しています。音楽と映像の融合による新たな表現方法の模索は、若い世代のクリエイティブな才能を育む大きな一歩となるでしょう。
「全国動画クリエイト甲子園」とは
全国動画クリエイト甲子園は、カンコーマナボネクト株式会社主催による、若い才能を育成するための動画制作コンテストです。参加者はチームまたは個人で応募し、審査ポイントには表現力、独創性、探究力、構成力が含まれています。学校での教育活動にも取り入れられており、若い世代に対する重要な学びの場となっています。
フリーBGM協会について
一般社団法人フリーBGM協会は、音楽を自由に創作し利用できる環境の構築に注力しており、フリーBGM作曲家とそのユーザーの双方のニーズに応えています。これからも多くのイベントを通じて、音楽と映像の新しい関係を生み出すための活動を続けていくことでしょう。