新モーション技術発表
2025-07-02 11:45:12

ヤマハとアイ・ペアーズが新モーションキャプチャー技術を発表!

新しいモーションキャプチャー技術の誕生



ヤマハ株式会社とアイ・ペアーズ株式会社が共同で開発した新技術が、バーチャルプロダクションの制作現場に革命をもたらす!「GPAP(General Purpose Audio Protocol)」と「n-Links Retarget」が連携することによって、モーションキャプチャー技術の記録、編集、再生がこれまでにないレベルで効率化されます。

バーチャルプロダクションの進化


この新技術は、VTuberやバーチャルキャラクターを利用したデジタルコンテンツの幅広い用途に対応して効果を発揮します。音楽ライブ、映画、テレビ番組、さらには産業用途として、自動車や医療、工場など多岐にわたる分野での需要が急増しています。そして、Unreal EngineやUnityなどのゲームエンジンが進化を遂げ、VR/ARデバイスが普及する中で、今後もモーションキャプチャー市場はさらに広がっていくと見込まれています。

技術の詳細


「GPAP」は、音声や映像、照明などのデータをオーディオデータとして統一的に記録し、再生、編集ができる技術です。一方、「n-Links Retarget」は、モーションキャプチャーのデータをOSC形式で送出し、より安定した処理と柔軟性を実現しています。この二つの技術が綺麗に融合し、データの取り扱いがこれまで以上にスムーズに行えるようになったのです。

具体的には、「n-Links Retarget」から送出されるOSCデータを「GPAP」が受信することで、モーションデータをDAW上で取り扱えるようになります。その結果、録音・再生だけでなく、カット&ペースト編集やバージョン管理も可能となりました。特に、再収録を必要とするようなモーションデータの後編集もできるようになったことで、制作フローの柔軟性が展開されます。

高い安定性を備えた新インターフェース


この新技術を実現するため、ヤマハは新たなインターフェース(プロトタイプ)を開発しました。「GPAP」はOSCによるデータ送信を漏れなく記録するためのインターフェースを持ち、高フレームレートでの滑らかなデータ送信を可能にします。通信トラブルが発生した際も、高いクオリティーでバックアップや位置調整が可能となっています。

統合的な演出制御


さらに、この技術は音声、映像、レーザー、DMXに加え、モーションデータも一元管理できるため、バーチャルキャラクターを使ったライブの演出がこれまで以上に統合的に行えるようになります。今後は音楽や舞台などの芸術分野にとどまらず、さまざまな産業での幅広い応用が期待されることでしょう。

おわりに


ヤマハとアイ・ペアーズが手を組んで実現したこの新しいモーションキャプチャー技術は、バーチャルプロダクションの制作現場において、真の変革をもたらすものです。今後も、両社はこの技術を基にエンターテインメント業界に貢献していくと同時に、多様な表現領域でのイノベーションの創出を目指します。


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