感動のドキュメンタリー
2025-11-19 12:48:31

感動の瞬間を映したドキュメンタリー映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON』が公開

一般財団法人さわかみ財団と一般社団法人El Sistema Connectが制作するドキュメンタリー映画『ホワイトハンドコーラスNIPPON ~Brüderよろこびのウィーン~』が2025年12月12日(金)からアップリンク吉祥寺で上映されることが決定しました。この作品は文部科学省に選定された心温まる内容で、音楽を通じて人々が繋がる様子を描いています。

まず本作の背景を振り返ると、2021年12月に東京芸術劇場で行われた、ホワイトハンドコーラスNIPPONによるベートーヴェンの「第九」に挑んだ公演があります。これには、障がいの有無を問わず、子どもたちが共に音楽を奏でる感動的な瞬間が詰まっています。芸術監督を務めるソプラノのコロンえりか氏が指導し、プロのオーケストラと共に「見える第九」を実現しました。このようなインクルーシブな取り組みは、ただのコンサートではなく、感情豊かな共同体験を生み出しました。

2024年には、ベートーヴェンの「第九」が初演されたオーストリア・ウィーンでの公演も行い、さらなる進化を遂げました。光を指先に宿した写真家・田頭真理子氏による写真展「第九のきせき」も同時に開催され、子どもたちの「手歌」に焦点を当てることで、音楽の多様な楽しみ方を示しています。これらの要素が融合して、感動的なドキュメンタリーが形成されました。

また、映画の公開初日には特別なスペシャルトークショーも予定されています。コロンえりか氏、田頭真理子氏、そして本作の監督、池田圭佑氏が登壇し、「誰も取り残さない社会」の実現を目指して音楽に取り組む子どもたちの姿や、撮影の裏側に迫ります。この貴重な対話を通じて、映画の深いメッセージをより強く感じることができるでしょう。

映画は99分の上映時間で、コロン氏や田頭氏、池田氏とのトークショーの後にはフォトセッションや囲み取材も行われる予定ですので、報道関係者の方々にも貴重な機会となります。

今回の映画は、さわかみ財団が推進する「さわかみアーカイブス・プロジェクト」の一環として制作されています。このプロジェクトは、より良い社会づくりを理念に、人々や文化、歴史を映像として次世代に伝えていくことを目指しています。本作もその一部として、未来へと希望の光を灯す作品です。

さらに、ホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーは、ろう者や難聴者といった多様なバックグラウンドを持つ子どもたちで構成されています。彼らは南米ベネズエラの「エルシステマ」の理念に基づき、誰もが平等に音楽教育を受けられる環境を提供するという目的で集まっています。彼らの活動は、障がいの有無を問わず、すべての人が音楽に触れる喜びを享受できる未来を築くための重要な一歩となっています。

本作は2023年キッズデザイン賞を受賞し、2024年2月にはウィーンで行われるバリアフリーの国際賞『ゼロ・プロジェクト・アワード2024』や、2025年3月には『第3回やなせたかし文化賞』も受賞する予定です。このように、国内外で多くの評価を受けている作品であるため、ぜひ映画の上映を楽しみにしていてください。

URLを通じて、本作の公式サイトや詳細情報についてもチェックし、次世代に希望を与える音楽の力を体験してみてください。心を照らす感動的なストーリーを、ぜひ劇場で目撃しましょう!


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: ホワイトハンドコーラス さわかみ財団 El Sistema Connect

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。